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怪盗タナーは眠らない 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 2007/06/22 |
JAN | 9784488268022 |
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怪盗タナーは眠らない
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
アメリカの作家ローレンス・ブロックの長篇ミステリ作品『快盗タナーは眠らない(原題:The Thief Who Couldn't Sleep)』を読みました。 『獣たちの墓』に続きローレンス・ブロックの作品… ここのところ、ローレンス・ブロックの作品が続いています。 -...
アメリカの作家ローレンス・ブロックの長篇ミステリ作品『快盗タナーは眠らない(原題:The Thief Who Couldn't Sleep)』を読みました。 『獣たちの墓』に続きローレンス・ブロックの作品… ここのところ、ローレンス・ブロックの作品が続いています。 -----story------------- 脳に銃弾を受けて眠りを失ってしまったが、その代わりに語学力と万巻の書からの知識を得たエヴァン・タナー。 ギリシア・トルコ戦争のさいに集められた300万ドル分の金貨が、今もまだ埋もれているとの情報を得た彼は、そっくり手にいれようと旅立つが、トルコで秘密警察に逮捕されてしまった! 決死の脱出に始まり、ヨーロッパを股にかける大冒険。 異能ヒーローが活躍するブロック初期の痛快シリーズ、ここに開幕! 解説=尾之上浩司 *第9位「第1回PLAYBOYミステリー大賞」海外部門(『PLAYBOY日本版』2008年1月号) *第9位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/翻訳家・評論家部門 *第10位CSミステリチャンネル「闘うベストテン2007」/海外部門 ----------------------- 1966年(昭和41年)に刊行された快盗タナー・シリーズの第1作… 18歳のときに朝鮮戦争に従軍し、脳に損傷を受けたため睡眠障害に陥り、全く眠れなくなり、余分にできた時間を独学にあて、さまざまな専門知識を蓄積し、数多くの言語に通じることができるようになった男エヴァン・タナーを主人公としたシリーズです。 私はエヴァン・タナー、戦争で脳に受けた銃弾のため、眠りを失ってしまったが、それを利用してあらゆる言語を習得、さまざまな組織と人間をつなぎ、万巻の書から膨大な知識を蓄えている… ある日、ニューヨークで出会ったアルメニア人ダンサーから、私は驚くべき情報を得る、、、 1922年、ギリシアとトルコの交戦中、ギリシア軍を支援していたというのだ… 眠れないハンディキャップを逆手に取り、博学と語学力を武器に、私は金貨を手中にすべくトルコを目指す。 しかし入国するや、秘密警察による投獄の憂き目に! 奇抜なヒーローの胸のすく大活躍… ブロック初期の痛快シリーズ、ここに開幕! スパイ物の常道をなぞると見せかけて、思い切りスパイ物をおちょくる展開が印象的で面白かったー ローレンス・ブロックの多彩さや多芸さに驚かされますね! 冷戦真っ只中の時代を背景に各国の諜報機関や秘密結社の対立・抗争に巻き込まれながらも、度胸と機転で窮地を切り抜け展開が抜群でした、、、 他のシリーズと同様にキャラクター設定が魅力的… ルパン三世的な軽妙さが加わり良いキャラクターに仕上がっていましたね。 次も快盗タナー・シリーズを読んでみたいと思います。
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1966年の作品にしては面白い 設定も突飛だし道中のキャラも濃い なぜか革命に巻き込まれるのはおかしみを感じた
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敬愛するローレンス・ブロック初期のスパイ?もの。 ちょっとコメディ的で、面白い。シリーズがかなり出ていて、今後翻訳されていくということなので期待。 朝鮮戦争へ従事したエヴァン・マイクル・タナーは、戦争で銃撃された際、脳に損傷を受けて睡眠が必要なくなってしまった。その特性を生か...
敬愛するローレンス・ブロック初期のスパイ?もの。 ちょっとコメディ的で、面白い。シリーズがかなり出ていて、今後翻訳されていくということなので期待。 朝鮮戦争へ従事したエヴァン・マイクル・タナーは、戦争で銃撃された際、脳に損傷を受けて睡眠が必要なくなってしまった。その特性を生かし、除隊後は書籍を読み、言語を習得していく。 今回はそんな彼が、初めて国外へ出るという設定のお話。 アルメニア人のキティと知り合ったタナーは、彼女の祖母からアルメニアの隠し財産の話を聞く。トルコにとられていなければ、大量の金貨が祖母が昔住んでいた家に埋められているという。 その大量のソブリン金貨を目指して、タナーはトルコへ向かうのだが、トルコに降り立ったとたん、不穏分子として取り押さえられてしまう。 結局、トルコからアメリカへ強制送還されることになるのだが、その途中のアイルランドで、タナーは脱走を企て……。 さてタナーは金貨を無事に持ち出せるのか? という物語。 いわゆる「スパイもの」を皮肉った物語仕立てになっていて、とても面白い。 でもわたしは最後に出てきた人物と組織が、いったいなんだったのかはわからないままだ(笑)
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