1,800円以上の注文で送料無料

商品レビュー

4.2

882件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/07/13

瀬尾まいこの作品を読むのは2冊目。 デビュー作とは思えないほど心温まる作品だった。 家族をテーマにした2つの物語で構成。 子育て論や心理学では、「父は社会や規律を、母は無条件の愛を象徴する存在」と語られることが多い。 もちろん現代では父母の役割は固定的なものではないが、自分自...

瀬尾まいこの作品を読むのは2冊目。 デビュー作とは思えないほど心温まる作品だった。 家族をテーマにした2つの物語で構成。 子育て論や心理学では、「父は社会や規律を、母は無条件の愛を象徴する存在」と語られることが多い。 もちろん現代では父母の役割は固定的なものではないが、自分自身は、子どもに期待するあまり理想を押し付けたり、必要以上に厳しく接してしまうステレオタイプ的な"父"になってしまうのではないかという不安を感じている。 一方で、本作に登場する君子は、子どもを一人の人間として対等に尊重し、ユーモアを交えながら「好き」「愛してる」という気持ちをまっすぐ伝えている。とても素敵な親子関係だと思ったし、もし自分が親になるなら、こんな関係を築けれたらなと思った。 下記は印象に残った文章を抜粋。 「想像して。たった18の女の子が一目見た他人の子供が欲しくて大学を辞めて、死ぬのをわかっている男の人と結婚するのよ。そういう無謀なことができるのは尋常じゃなく愛しているからよ。あなたをね。これからもこの気持ちは変わらないわ」 「親子の絆はへその緒でも卵の殻でもない事もわかった。それはもっと、掴みどころがなくてとても確かなもの。だいたい大切なものはみんなそうだ。」 「恐怖や不安を感じとる神経が鈍いし、 それを1人で対処する能力にはたけている。 だけど、こういうのもいい。 七生は程よい速度でどんどんを私引っ張っていく。 時々指先がかすかに動くのがくすぐったい。 誰かに手を引かれて歩くなんてどれくらいぶりだろう。」 そして、あさのあさつこの解説も良かった(さすが) 家族といったって、人と人との結びつきの形、その名前にすぎない。 だとしたら、いろんな家族が、いろんな結びつきがあったっていいはずだ。 そうだよね、逞しい父と優しい母ほど素直で元気な子どもたちだけで形成されるのが家族じゃないよね。そう気がつく、そう気がつくと力が抜ける。 素敵な本というものは、どのような意味においても、価値観を押し付けない。強要しない。これを信じろとか、これが正義だなんて、大声で語らない。 ただ、静かに沁みてくる。沁みてきて、強張っていた心を解してくれる。力を抜く手助けをしてくれる。そうすると首が回りだし、自分を囲む世界が見えてきたりする。 自分が頑なにこうだと信じてきた、あるいは信じさせられてきた世界を、新たな視線で眺めることになるのだ。

Posted by ブクログ

2026/07/08

家族の絆の物語。 「卵の緒」「7's blood」の2篇。 どちらもちょっと変わった家族。 あたたかい気持ちになれました。 淡々とした日常のお話なのに、なんか妙に沁みる。 「7's blood」が特に好きでした。 七生と七子の関係性が微笑ましくて好きなの...

家族の絆の物語。 「卵の緒」「7's blood」の2篇。 どちらもちょっと変わった家族。 あたたかい気持ちになれました。 淡々とした日常のお話なのに、なんか妙に沁みる。 「7's blood」が特に好きでした。 七生と七子の関係性が微笑ましくて好きなので、ラストはちょっと切なかった。

Posted by ブクログ

2026/06/26

◎図書館 瀬尾まいこさんのデビュー作とのこと。あっさり読みやすい。ここ最近読書のエネルギーが下がって、文章があまり入ってこなくなっていたけどなんとか読めた。出てくる子どもたちの芯が強い。突飛な感じだけど、なんか読んでるうちにすっと受け入れてしまう。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました