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幼児期と歴史 経験の破壊と歴史の起源
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幼児期と歴史 経験の破壊と歴史の起源

ジョルジョアガンベン【著】, 上村忠男【訳】

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幼児期と歴史 経験の破壊と歴史の起源

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2007/01/26
JAN 9784000254571

幼児期と歴史

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2017/08/30

自分たちのことを「異端派」と称していたクラブの会員たちを前にしておこなった、ただ一度限りの公の講演で、ウィトゲンシュタインは彼なりに〈言語活動の経験〉を再提案してみせている。 「さて、世界の存在にたいして驚く経験を描写するのに、世界を奇跡として見る経験というように言うことにしまし...

自分たちのことを「異端派」と称していたクラブの会員たちを前にしておこなった、ただ一度限りの公の講演で、ウィトゲンシュタインは彼なりに〈言語活動の経験〉を再提案してみせている。 「さて、世界の存在にたいして驚く経験を描写するのに、世界を奇跡として見る経験というように言うことにしましょう。いまわたしが言おうとこころみたのは、世界の存在の奇跡にたいする言語における正しい表現は、言語のなかにはなんらの命題もないにもかかわらず、言語活動そのものの存在である、ということだったのです」。 このウィトゲンシュタインの実験を続行してみよう。そして、こう質問してみよう。 「もし世界の存在の驚異にたいする最も適切な表現が言語活動の存在であるのならば、それでは言語活動の存在にたいする正しい表現はなんであるのか」と。 この質問にたいする唯一の可能な答えは、エートス、すなわち倫理的な生であるかぎりでの、人間の生というものである。この空虚で前提をもちえない共同体の高みにあるようなポリスとオイキアを探し求めること――これが到来する人類のインファンティア的任務である。

Posted by ブクログ

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