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男は旗 光文社文庫
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男は旗 光文社文庫

稲見一良【著】

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男は旗 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2007/03/20
JAN 9784334742188

男は旗

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商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2012/05/25

船上レストラン兼ホテルのシリウス号に次々と個性的な面々が集い、冒険目指し出港する。 稲見一良9冊の単行本のうち、5冊目に当たる本書は、まだ体力を保っていた頃の最後の長編。切れは無いけど、愛しい登場人物たちが縦横に活躍する。 日系三世の美少女シャーリーが出港を前に二式飛行艇を博...

船上レストラン兼ホテルのシリウス号に次々と個性的な面々が集い、冒険目指し出港する。 稲見一良9冊の単行本のうち、5冊目に当たる本書は、まだ体力を保っていた頃の最後の長編。切れは無いけど、愛しい登場人物たちが縦横に活躍する。 日系三世の美少女シャーリーが出港を前に二式飛行艇を博物館からまんまと盗み出す。切実な必要に迫られての盗みではない。遊びである。しかし稲見一良は、二冊目の長編「ソー・ザップ!」でもそれぞれの技を競い合っての四人と一人が命のやり取りをした。いうなれば命をかけた「遊び」であった。短編では、まるで遊びのように老人と少年が米軍基地から米軍機を盗み出すラストもあった。 社会倫理から無縁の所で、男の「美しさ」を求めた稀有の小説群が稲見一良の小説だろうと思う。 「変なことを伺いますが、ブックさんが書いてこられた小説はどんなものですか?いわゆる純文学というやつですか?」 「初めから終わりまで、つまらない言葉の羅列に尽きるシロモノをジュンブンガクという。だが、眠れない夜、睡眠剤として効果がある、と言った男がいる。第一、純文学とか通俗文学なんて区別するのは日本だけだ。私が書きたいと思うのは、ハルヲ・サトーのいう″根も葉もない嘘八百″ だ。物語の中の男や女 と一緒になって、ワクワクドキドキする小説だ」(219p)

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2007/12/24

こういう本、大好きです。海賊の血を引く安楽さんと個性あふれる仲間達。もう少し冒険が長く続いてくれたらよかったのになあ〜と思わせる痛快娯楽小説。そしてチョックの存在が又。一読の価値あり、ですよ〜

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2007/04/29

ハードボイルド系だと思っていた作者が書いた冒険活劇。わりとハチャメチャだけど面白い。前半はいろいろな技能を持った仲間が集まり、後半は冒険の旅の話。宝の地図とか、それを狙う悪者だとか、いつでも格好いい船長だとか。でかい冒険って最近見てないなぁ。この後しばらく冒険ものを好んで読むよう...

ハードボイルド系だと思っていた作者が書いた冒険活劇。わりとハチャメチャだけど面白い。前半はいろいろな技能を持った仲間が集まり、後半は冒険の旅の話。宝の地図とか、それを狙う悪者だとか、いつでも格好いい船長だとか。でかい冒険って最近見てないなぁ。この後しばらく冒険ものを好んで読むようになった記念の一冊。

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