ジャニヲタ女のケモノ道

松本美香【著】

• 販売会社／発売会社: 双葉社/双葉社
• 発売年月日: 2007/04/19
• JAN: 9784575299663

商品レビュー

2021/05/16

2007年発売という懐かしさ(実際は懐かしいという感覚がないけれど)。文体が…とてもイタい。古い。読みづらい。

ただ、知り合いにジャニオタがいたこともあり、分かるなあ…と共感できるところは多かった。
事務所を離れた途端にその人の輝きが無くなった、事務所にいたから好きだったんだ、というくだりとか。

ここまでのめり込めることは羨ましいし、あの高揚感を言語化できるのもすごい。

ただし読んでいてちょっと恥ずかしい。文章の面白さも話題になりっていう著者紹介、ハードル上げすぎでかわいそう…。

2012/12/12

ジャニーズ好きでなければ全く意味不明の本です。
ジャニーズ好きでもコンサートに行ってないと
ピンとこないです。
私は行っていなくても想像しますけど。
あ、私みたいな人の事を『事務所坦』って言うんだと
初めて知りました（笑）。

2011/03/09

　ジャニーズタレントの濃すぎるファン、ジャニヲタの姿が赤裸々に書かれていてなんとも笑えます。

　ジャニヲタだけで通用する用語や、ヲタ仲間との会話だとか、人間関係だとか、兎に角いろんな意味で濃いです。

　コンサートの後で、セットリスト、要するに曲順そのままにカラオケで歌うとか、また曲のラインナップが充実しているか店に入る前に歌本を見て納得行かないと別の店に行っちゃうとか、果てはお目当てのメンバーの誕生日に、レストランの個室を予約し、立派なケーキを用意して本人不在の誕生日パーティーを盛大にやるとか、常軌を逸しています。でも、めちゃめちゃ楽しそうで、恥も外聞も忘れてやり切っている感じがいいです。

　また、ジャニヲタとモーヲタの合コンの話もオイラには面白かったです。まさに蛇の道は蛇。ヲタにはヲタ。濃いなあ。
　やたらにヲタヲタ言ってますが、決してばかにしている訳じゃなくて、むしろ好きなものにそこまでのめり込めるマニア魂を評価したいです。

　オイラは、関東のジョッキーのファンで、確かにウィナーズサークルの場所取りや横断幕張るため開門ダッシュとか有りましたが、ジャニーズファンの世界にはとても敵わない。ジャニーズの世界ってめっちゃ濃いとしか言い様がありません。