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ダフネデュ・モーリア【著】, 茅野美ど里【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2007/05/30
JAN 9784105055318

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商品レビュー

4

12件のお客様レビュー

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2021/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SL 2021.4.26-2021.4.30 何年ぶりかの再読(再々読かも)。 あの印象的な書き出しとレベッカの最期以外はうろ覚えだったけど、やっぱり素晴らしい。そして今回は意外と読後感がいい。マンダレーはなくなったほうがよかったと思うし、結局ふたりは幸せなんじゃない?

Posted by ブクログ

2015/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書会の課題本。 最初はマイフェア~っぽい女の子のサクセスストーリーかと思いきや、後半に入ってくると完全にサスペンス。むしろラブストーリー的な要素はあまりない。 何年も前に書かれているはずなのに全く時代的な背景を感じさせずに読むことができる。今でもこういう話はよくありそう。ただ物語の緻密さはこの作家さんの良さで引き込まれてしまう。 多くの伏線が引かれていて、話がどんどん二転三転、最後までどういう結果が出るかはわからない。そしてラストもこれはハッピーエンドなのか、そうでないのか!? なんだか、読者に委ねられている気がするが、私としては気持ちハッピーエンドな気がする。レベッカの思い出が全て跡形もなくなくなったのだから。 この1週間は続きが気になって気になって寝不足でした…

Posted by ブクログ

2014/10/20

原作のリズムが秀逸なのか、訳者のリズムが心地よいのかは、わからないが、とにかく、その語彙の流れといい、情景の描写といい、緩急ゆたかなリズム感といい圧倒されてしまうほどの心地よさで、上下巻を一気に読んでしまった。 女性作家の小説を、しかも女性の翻訳による小説を、ここまで心酔して読...

原作のリズムが秀逸なのか、訳者のリズムが心地よいのかは、わからないが、とにかく、その語彙の流れといい、情景の描写といい、緩急ゆたかなリズム感といい圧倒されてしまうほどの心地よさで、上下巻を一気に読んでしまった。 女性作家の小説を、しかも女性の翻訳による小説を、ここまで心酔して読むことができたのは、じぶんでもびっくりしている。 まったくもって余談となるが、 先日、知人と本について話している時、「自分は物語の主人公に同化(感情移入)することはない」と言った。 でも、また別の機会に話をした時、「自分は、もしかしたら物語の主人公に同化しきってしまうのかもしれない。しかも、その物語の中に入るのではなく、物語の主人公として、現在の自分の世界に入り込んでしまうのかもしれない」と言った。 おそらく、後者が自分にとって真実だと思う。だから、あまりにも非業な物語や自虐的な物語には、無意識のうちに同化しないためのバリアを張ってしまい、読めなくなるのだと思う。 今回は、それがなかった。 物語自体は、決して穏やかなものではない。ヒッチコックが映画化するぐらいだから、そうとうのミステリアスサスペンスである。 でも、思いっきり同化しながら、読んでいた。 もしかすると、主人公が、「わたし」だったからかもしれない。 「わたし」という、極めて固有的でありながら、名前が出てこないというそのバランス感覚が、そうさせたのかもしれない。 デュ・モーリア、恐るべし。

Posted by ブクログ

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