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ピラミッドからのぞく目 イルミナティⅠ(上) 集英社文庫
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ピラミッドからのぞく目 イルミナティⅠ(上) 集英社文庫

ロバートシェイ, ロバート・A.ウィルスン【著】, 小川隆【訳】

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ピラミッドからのぞく目 イルミナティⅠ(上) 集英社文庫

定価 ¥680

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/集英社
発売年月日 2007/05/17
JAN 9784087605280

ピラミッドからのぞく目 イルミナティⅠ(上)

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商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2013/09/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

「現実はフィクションよりも奇なり」という言葉がありますが、この作品は「現実とフィクションの境界線そのものを消し去る」という途方もない実験に挑んでいます。 ●陰謀論の再定義 一見すると、これは古代エジプトから現代まで続く秘密結社「イルミナティ」の陰謀を追う物語に見えます。しかし、作品は徐々にその前提自体を解体していきます。登場人物たちが直面するのは、単なる陰謀ではなく、「現実をコントロールしようとする物語」と「物語によってコントロールされる現実」という再帰的なパラドックスです。 ●カオス魔術的アプローチ Wilson & Sheaは、カオス魔術の実践者として知られるRobert Anton Wilsonの経験を基に、「信念の相対性」を徹底的に探求します: 様々な陰謀論を同時に提示し、それぞれが「真実」として機能する様を描く 読者の現実認識を意図的に攪乱させる仕掛けを随所に配置 ユーモアと混沌を通じて、固定的な世界観を解体していく ●23という数字の謎 作品全体を貫くのは、「23」という数字です。この数字は: 単なる偶然か? 宇宙の隠された法則か? 人間の認識パターンが生み出した幻か? この問いに対する答えは、読者の「現実」の選択に委ねられています。 ●メタフィクションとしての野心 本作の真骨頂は、それが単なるフィクションを超えて、読者の現実認識に直接介入しようとする点にあります。読み進めるうちに、あなたは気づくでしょう: 日常の中に「シンクロニシティ」を見出し始める 「偶然」の意味を疑問視し始める 自分の信念体系の恣意性に気づき始める これは小説というより、現実認識を書き換えるための「実験プロトコル」かもしれません。読了後、あなたの世界は少し違って見えるはずです。そして、それこそが本作の最大の陰謀なのかもしれません。 この作品は、陰謀論、オカルト、カウンターカルチャー、量子物理学、そして意識の探求を縦横無尽に織り交ぜながら、「現実とは何か」という根源的な問いに挑みます。

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2008/09/06

混沌コース 重要な参考文献 イルミナティ最後の秘密とは、その存在に気付いた時には既に手遅れなほど自身がその陰謀の一員であるということ。by RAW 現在進行形の秘教伝統にTUNE INするために。

Posted by ブクログ

2007/06/17

面白いです。面白いけれども。 むつかしいです。むつかしいというか読みにくいというか。正確に表現する言葉がみつからない。むつかしいわけではないんですが、普通の本ではないので、それに慣れてイルミナティ3部作の世界に”トリップ”できるようになるまで、少しかかりました。常識とか固定観念...

面白いです。面白いけれども。 むつかしいです。むつかしいというか読みにくいというか。正確に表現する言葉がみつからない。むつかしいわけではないんですが、普通の本ではないので、それに慣れてイルミナティ3部作の世界に”トリップ”できるようになるまで、少しかかりました。常識とか固定観念とかに読むのを邪魔されないようにするのに苦労したというか。 想像しかできませんがドラッグでトリップしてある種のメッセージを受け取る、とか、怪しい儀式に集団で参加してトリップする、というようなときに脳の中であれもこれもが同時進行してあいつも俺もきみも全部自分、過去も現在も未来も世界もつながってぐるぐる回っている、みたいな感じなのです。この本がある意味、擬似トリップ体験ができる読むドラッグ 。

Posted by ブクログ