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文学環境論集 東浩紀コレクションL 講談社BOX
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商品詳細
内容紹介 | //付属品~外ケース付 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2007/04/13 |
JAN | 9784062836210 |
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文学環境論集 東浩紀コレクションL
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
【1】 30 修論 36 五月革命 43 脱構築は哲学を文学に →ハーバーマスは批判、ローティは歓迎 →デリダ・サール論争 48 デリダの抵抗、ブルデュー 52 ド・マン論争 【2】 55 解体の仏訳語としてデコンストラクション 64 エクリチュールはパルマコン(知恵の、記憶の...
【1】 30 修論 36 五月革命 43 脱構築は哲学を文学に →ハーバーマスは批判、ローティは歓迎 →デリダ・サール論争 48 デリダの抵抗、ブルデュー 52 ド・マン論争 【2】 55 解体の仏訳語としてデコンストラクション 64 エクリチュールはパルマコン(知恵の、記憶の秘訣)である 81 プラトン主義哲学、形而上学=二元論的分割 82 形而上学の要素 ①ロゴセントリズム ②フォノセントリズム ③現前(←ハイデガー) ④存在・神・目的論の構造 ⑤ファロセントリズム(ファルス) 84 現前(古代・イデア→中世・絶対神→近代・自己現前(コギト・意識・主観性)) 92 外部は内部の内部 102 コーラ(場) 106 パルマコン 115 パルマコス Holocaust 121 ソクラテスの幽霊、灰 【3】 129 破壊不可能な責任 130 決定不可能性における決定=非暴力ではない 原エクリチュールの原暴力があるから 「暴力のエコノミー」非暴力を追求する行為自体が暴力となる 133 固有名の暴力 142 レヴィナスの暴力 143 暴力性に無知なのは無責任→暴力にあらがう 147 脱構築は他者への肯定的な応答、まったき他者の侵入 149 言語の反復可能性(エクリチュールだけでない) ①パロールは語る主体が現前するが、エクリチュールは主体はない ②パロールは外的・現実的コンテクスト(周囲)も内的・意味的コンテクスト(文脈)もオリジナルで現前するが、エクリチュールはそうではない 154 マーク(記号) 159 引用 意味のイデア的同一性(←反復可能性) 「最小のイデア化」 162 形而上学的反復は同一の反復だが、デリダの反復は差異を伴う 164 散種 無限の意味の繁殖可能性 167 反復と散種でマークからマークの他者へ向かっていく運動を知る 175 テクストを読むことは他者の署名に連署すること 178 oui 183 自由で自律した決定のまえに、他者への呼びかけへの責任、応答可能性がある 【4】 193 批判法学 197 法は脱構築可能、正義は脱構築不可能 203 独立 208 現前は再現前の再現前 214 不可能性の経験そのものが正義 222 幽霊 228 古典的な解放の理想を肯定 【5】 232 贈与 254 主体は決定できない 257 幽霊 274 死者を葬る 277 忘却
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 批評界のトップランナー、東浩紀が二つの世紀を横断し構築した文芸評論の新しい視座。 文学の可能性を大胆に切り拓く論文集と、時代と真摯に対峙し格闘する時評集との二冊組、900ページに迫る渾身の大著。 [ 目次 ] essays(メタリアル・フィクションの誕生―2003‐2005;理論の断片たち―1999‐2006;作品論の断片たち―2000‐2006) journals(存在論的、広告的(1999‐2000) crypto‐survival notes(1999‐2001) 誤状況論(2000‐2001) crypto‐survival notes #(2002‐2003) crypto‐survival notes RePure(2003‐2004) ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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2011年8月4日上巻読了。 2011年8月9日上下巻読了。東浩紀が自身の評論・エッセイなどの仕事を総括した「LSDコレクション」中の一冊。ポストモダン社会に関する考察の中で、主に文学作品に立ち表れる時代の特徴・視点について論じる。ポストモダン社会を一言で言い表す「大きな物語が失...
2011年8月4日上巻読了。 2011年8月9日上下巻読了。東浩紀が自身の評論・エッセイなどの仕事を総括した「LSDコレクション」中の一冊。ポストモダン社会に関する考察の中で、主に文学作品に立ち表れる時代の特徴・視点について論じる。ポストモダン社会を一言で言い表す「大きな物語が失われた」という表現は、国家や宗教が現実に「失われた」ことを指すのではなく(勿論それらは現在も存続しているため)、個々人が自分自身の信じる「物語」を、あまた存在する物語のうち一つでしかないと認識せざるを得ない、という点を指すのか。問題提起と結論がセットになった一般向けの文章を多くさらって読めるため、私のような初心者には大変分かりやすくいい本だった。「文学」として取り上げられているライトノベルや舞城作品、ギャルゲーなどは決して現在の文壇のメインストリームではないが、現在のポストモダン社会のあり方に鋭く反応し自分なりの回答を出そうとしている作品である、ということが分かった。何が時代遅れとか人間性の復活とかそういう観点ではなくて、「すでに起こってしまっている変化」を認識して、「そこで何ができるか」を考える。無自覚・無邪気な自然主義文学もいいけれど、葛藤がなければ人間じゃないよなあ。
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