CGMマーケティング Web2.0時代のクチコミの力 マイコミ新書

加藤智明, 中谷有紀【著】

• 販売会社／発売会社: 毎日コミュニケーションズ/毎日コミュニケーションズ
• 発売年月日: 2007/01/01
• JAN: 9784839922153

商品レビュー

2012/04/13

全体的に雑ぱくな印象だが、ところどころ光るもの、得るものがある。ＣＧＭの基本コンセプトは分かる。失敗例も分かる。ただ成功に導くのはなにより難しい。本書では、必要条件は見いだせても十分条件は見いだせない。

最後に著者が引用された評論家の福野氏の言葉「感じるな。考えよ」「違いを感じることは誰でも出来る。どうして違うのかを説明できるのがプロだ」という部分にしか結論は無いのだろう。

2010/12/11

WEB2.0の入門書的書籍。
タイトル通りWEBを利用したマーケティング方法やマーケティング用語の説明書。

2009/06/23

ＣＧＭ＝Ｃｏｎｓｕｍｅｒ　Ｇｅｎｅｒａｔｅｄ　Ｍｅｄｉａ（消費者生成メディア）
Ｗｅｂ２．０時代の主要要素「ブログ」「ＳＮＳ」「動画共有」「ソーシャルブックマーク」
つまり消費者がメディアになった時代のマーケティング。
勿論４Ｐ理論が全く通用しなくなった訳ではないが、認知モデルがＡＩＤＭＡからＡＩＳＡＳやＡＩＤＥＥＳに変わってきた今に適応するマーケティング。
過去にない激変が起こったここ十数年、マーケティング理論も変化に対応しなければならないが多くの起業が追いつけていないのが現実。

基本となるのは徹底的な顧客主義。
ＢｔｏＢの企業だろうが、その先にいるコンシューマーに「薦めてもらえるサービスや商品」をいかに提供できるかを考えなければ生き残ってはいけないことを改めて痛感させられた。
ＣＧＭのキーワード「アップロード」「シェア」「フラット」、この中でも特に真の意味での顧客との対等な関係「フラット」を意識していきたい。
企業自体も消費者が行っている多対多のコミュニケーションの中に身を置くこと。
仕事をしている訳だからは誰しも持っているプロ意識ではあるけれど「商品やサービスに関してはお客様よりよく知っているとは限らない」と言う言葉は肝に命じておくべきだろう。