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テラビシアにかける橋 偕成社文庫3264
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 偕成社/ |
| 発売年月日 | 2007/03/01 |
| JAN | 9784036526406 |

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テラビシアにかける橋
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
僕とあの子の世界がすべて。 ジェシーの隣に越してきたのは、レスリーという女の子だった。2人は仲良くなり、テラビシアという秘密の国を共有する。ある日、ジェシーがテラビシアに行かなかった日、レスリーは——。 大切な人を亡くしたとき、どうするか。レスリーを亡くしたジェシーの反応がよくわかる。何も考えられなくて、自分を責める気持ちが沸いてきて自暴自棄になって、でもどん底まで落ちたらだんだんと普通に戻ってくる。日常を撮り戻そうとする。 喪失の後に成長がある。悲しいことだけど。2人の秘密だったテラビシアに妹を招いたジェシーはこれから世界を広げていく。レスリーから与えられたものを、今度は自分が分け与えていくだろう。
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子どもに死を教える本として紹介(絶賛?)されていた本。田舎で女姉妹に囲まれた少年が窮屈な思いを抱えて生活している所に、都会から新しい風を纏った少女がやってきて、少年の世界を変えていく。少年が大好きな先生と美術館に行ってランチをしたりしている間に、2人の秘密基地、テラビシアへ向かった少女が、ロープが切れて死んでしまう。その直後やけにみんな優しく扱われた少年は、テラビシアに橋をかけ、小説が終わる。これは筆者の息子のガールフレンドが雷に打たれて急死したという実話に基づいているそうだ。
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時代の流れなのかもしれない。アンデルセン賞が興った初期の頃は戦争の傷痕がまだ社会に残っていたせいか、明るい希望に溢れた作風の作家が選ばれていたように思われる。 世の中が平和になり暮らしが安定してくると、それまで見えなかった個々の人間の心の闇が浮き彫りになってきた。特に90年代以...
時代の流れなのかもしれない。アンデルセン賞が興った初期の頃は戦争の傷痕がまだ社会に残っていたせいか、明るい希望に溢れた作風の作家が選ばれていたように思われる。 世の中が平和になり暮らしが安定してくると、それまで見えなかった個々の人間の心の闇が浮き彫りになってきた。特に90年代以降の受賞作家はそういう傾向にある。 子ども達と言うより、実は大人が幸せを感じられないのではないだろうか?ここに出てくるレスリーの両親は他人にどう思われようと自分達のスタイルを貫ける。社会的にも経済的にも安定した、いわば幸せな大人だ。 一方ジェシーの両親は、おそらく幸不幸など考えて余裕がないのだろう。家族の生活を支えるために必死で働くとうさん。子ども達の世話に明け暮れ、家計の心配が耐えないかあさん。上の娘達も年頃になって何かとお金がかかる。 ジェシーの親も決して悪い親じゃない。けれども心に余裕がない。もう少し余裕があって親子で会話する時間がとれれば、ジェシーの心情もまた違ってきたんだろう。でも現実にはレスリーの家庭は稀なケースで、ジェシーの家みたいなケースのほうが多い。 この物語の最も大きなテーマは親しい者との死別とそこからの立ち直りなんだけど…平凡な家庭の問題がとても鮮明に提示されている。 食べるには困らない、病気や不仲などの家族の問題もない、でも、満たされていない。 [国際アンデルセン賞作家 22/35]
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