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日々是作文 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/04/10 |
JAN | 9784167708030 |
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日々是作文
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商品レビュー
3.5
25件のお客様レビュー
いろんな媒体に掲載されたエッセイ集なので 対象媒体によって文体の温度感が違う。 なのでアップダウンは激しめ。 人の葛藤を知る由がないので 赤裸々な本書は興味深い。
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文緒さんも葛藤しながら、悩みながら、もがきながら生きてるんだなぁと思った。 こうした想いがあるからこそ、心に響く数々の作品を生み出すことができたんだろうな。 厳しいながらもどこか愛情を感じる文章で「今の生き方でいい、自分で選択した道を信じて進めばいい」と希望と自信を持たせてくれる...
文緒さんも葛藤しながら、悩みながら、もがきながら生きてるんだなぁと思った。 こうした想いがあるからこそ、心に響く数々の作品を生み出すことができたんだろうな。 厳しいながらもどこか愛情を感じる文章で「今の生き方でいい、自分で選択した道を信じて進めばいい」と希望と自信を持たせてくれる人間くさい山本文緒さんの作品がわたしは大好きだ。
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31才から41才になるまでの10年間のエッセイ。離婚したばかりで仕事もお金もほとんどなかった頃から再婚、直木賞受賞まで。丁度「恋愛中毒」「プラナリア」を執筆した時期でもある。 前半は30代独身女性向け雑誌Domaniのエッセイが中心。 後半は、色々な媒体で綴られた日常の一コマ、...
31才から41才になるまでの10年間のエッセイ。離婚したばかりで仕事もお金もほとんどなかった頃から再婚、直木賞受賞まで。丁度「恋愛中毒」「プラナリア」を執筆した時期でもある。 前半は30代独身女性向け雑誌Domaniのエッセイが中心。 後半は、色々な媒体で綴られた日常の一コマ、20代の私、日々思うことがまとめられている。 彼女の作品を貪り読んでいた20代後半の私。田舎から関東の大学に出て、紆余曲折あって東京に戻り一人暮らししていた頃。 朝起きて仕事に行き、小さなアパートに疲れ果ててもどる。そんな生活の中で、彼女の小説は、抱えていた苦しさを代弁してくれる理解者で、目に映るごく普通の風景や日常を彩ってくれた。 あの頃、筆者である彼女は30代後半だったのだ。 前半部の男だの女だののエッセイは正直、もはやどうでもいい。それは、エッセイには心に染みるタイミングがあるからなんだと思う。 後半部はやっぱり面白かった。端的に本質を突く表現はさすが。「家庭は人格工場だから..」とか、さりげない一言に、あ〜、メモ!という気持ちにさせられる。 時を経て、私の経験値も上がり、心の筋肉も体力もついた今、本書の中のこの言葉を誰かに伝える機会があればいいな、と思う。 ーーーーー 物事の解決法が分からない、ということは、つまりまだ解決する力がないということだ。判断力というのは体力と同じで時間をかけて地道に作り上げていくしかないのだと思う。 そう、今は苦しくても、少しずつ経験値を上げていけば力はつくんだよ。きっと楽になる。
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