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愛する源氏物語 文春文庫
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愛する源氏物語 文春文庫

俵万智【著】

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愛する源氏物語 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2007/04/10
JAN 9784167548070

愛する源氏物語

¥660

商品レビュー

4.2

28件のお客様レビュー

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2025/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

源氏物語の和歌に焦点をあて、登場人物の心情を歌人の俵万智さんが読み解いている本です。 平安時代は対面で交流というのは少なかったでしょうから、和歌(手紙)が気持ちを伝える有効な手段でした。その和歌の出来次第でモテ度も違っていたでしょうね。 女三の宮の和歌が上手くなったのは柏木との密通に悩んだからだという話は、なるほどと思いました。意に染まず平和な日常が壊された女三の宮の苦悩と柏木との温度差がなんとも…。 宇治十帖を読むのはストレスが溜まるという俵さんには共感します。

Posted by ブクログ

2024/11/22

源氏物語を読んだことはないけれど、光源氏が主役でモテモテの世界のお話?というイメージ。 本書を読んで、源氏と関わる女性たちが主役に感じました。 当たり前だけど、時代が違っても人間らしく憂いたり喜んだり…むしろ現代より気持ちの面では素直というか自由というか…各々の事情はあれど、何か...

源氏物語を読んだことはないけれど、光源氏が主役でモテモテの世界のお話?というイメージ。 本書を読んで、源氏と関わる女性たちが主役に感じました。 当たり前だけど、時代が違っても人間らしく憂いたり喜んだり…むしろ現代より気持ちの面では素直というか自由というか…各々の事情はあれど、何かを選択して生きる女性たちの姿に心を揺すられる思いがしました、、 そして筆者が薫に厳しいのがなんだか面白かったです笑

Posted by ブクログ

2024/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

源氏物語を現代の女性の感覚で、身近に捉えることができた。末摘花の和歌の下手さや野暮ったさ、明石の君のおっと思わせる歌のセンス、なかなか古典常識とか古典の経験値がないとわからないことがたくさんあるけど、そこを解像度高く面白く語ってもらえてよい。源氏物語に795首も和歌があって、恋愛に限らずいろんな情をその人の言葉で伝え合う、その和歌の面白さも感じた。夕霧がずっと根に持っていた「もののはじめの六位宿世よ」を、ずっと後に乳母にちくりと言い返すとか。散文だとただ角が立つものを、和歌だと機智をもって角が立たずに、でもちゃんと伝えられる。そう言う言葉の技術って、日本人が昔から培ってきたんだなと思う。 かぎりとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり 限りある命だけれどどうしても今は生きたいあなたのために

Posted by ブクログ

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