14歳の君へ どう考えどう生きるか

池田晶子【著】

• 販売会社／発売会社: 毎日新聞社/毎日新聞社
• 発売年月日: 2006/12/26
• JAN: 9784620317885

商品レビュー

2009/12/01

遅くありません！

[abtm]

１４歳の頃、この本に出会っていたら、と思う。だが、大人になった今でも、読むのに遅くはないだろう。タイトルこそは「１４歳の君へ」だけど、この本には「人」として忘れてはならないこと、大切なことが詰まっているのだから。

2024/08/17

哲学的な、物事を深く掘り下げていきながら考えることはしなくなっていたか。
広く浅く、即戦力としての情報ばかり追い求めてきていたのかもしれない。

読んでまず、これは本当に14歳へ向けた本なのか、息子（今年14歳）には難しすぎる、まずは親である自分が読んで噛み砕くべきと思った。
子供たちが壁にぶつかった時、この本がその背中を押す手助けになればいい。

しかし、この本を読める14歳も当然いるだろう。
すぐにそこへ追いつく必要もない、少しずつ、自分の興味がある項目から一緒に読めればいい。
子育てと、まだまだ成長できる自分のために、まだしばらくはこの本を本棚に入れておこう。

『自分』『考える』

2024/08/15

p.43
人間はみな自由だ。不自由なのは、必ず自分のせいなんだ。

P.86
他人の言うこと、他人のすることを気にすることで、自分を不自由にしているのは、自分でしかない。なのに、自分が不自由なのはその他人のせいだと勘違いして、他人を責めることになってはいないか。

考え方の一つとして、わかりやすくとっつきやすく書かれてあった。
哲学ってややこしいんじゃないかと、敬遠していたけれど、最低限の範囲で、覗いてみたいなと思ってみたり。14歳はとうの昔に過ぎましたが、まだまだ私の人生に役に立ちそう。