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赤を見る 感覚の進化と意識の存在理由
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店/紀伊國屋書店 |
発売年月日 | 2006/11/05 |
JAN | 9784314010177 |
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商品レビュー
4.2
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
Seeing Red/感覚論Memo- 2009.02.19記 ◇自分自身において、局所的になにが起きているか、を問うときに求められる答えは定性的で、現在時制で、一過性で、主観的なもの-<a> ところが、外の世界でなにが起きているか、を問えば定量的で、分析的で、恒久的で、客観的なもの-<b> この<a>と<b>の分離、感覚=<a>と知覚=<b>は、別個の道筋をたどって進化してきた。 ◇反応-感覚的な活動は、長い進化の歴史の中で、まるごと脳内に「潜在化-Privatise-」された。 ◇感覚は、気分の変化や幻覚剤に影響を受ける。 -メスカリンやLSDのような幻覚性の薬物は、知覚にはほとんど影響を与えないのに、感覚経験の質を変える。鬱状態のような内因性の気分の変化も、同じように感覚経験の質を変える。ときには、感覚が完全に自己生成する場合もある。 -幻覚や夢の中で、鮮明な心像の核を成しうる人は、夢の中で感覚を作り出せ、それは現象的にとても豊かなものである。 さらに、感覚は、他者の精神状態をSimulationする能力の鍵となる役割を果たしている、とも考えられる。実際、身体表現としての感覚は、投影的な共感に、お誂え向きのように思える。 ◇意識には時間の「深さ」という特異な次元がある。 -現在という瞬間、感覚にとっての「今」は「時間的な厚み」をもって経験される。 -現在の経験には少なくとも二つの異なる時間が含まれるため、人はこれを、瞬間的に切り取った時間としてではなく、ひろがりのある時間、すなわち「今」と「今でない」要素の両方が統合された即時的な表象として経験する。-N.Newton -ひろがりのある現在-「意識の厚みある瞬間」
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『喪失と獲得』はそれなりに難解だったものの、こちらは講演を基にしている点と、『喪失と獲得』以上に回りくどさがないためかなり読みやすい。 「痛みや気分や願いが、それを抱く人間なしに、勝手に世界をうろつくなどというのは、不条理に思える。経験は経験者無くしてはありえない」といった感じ...
『喪失と獲得』はそれなりに難解だったものの、こちらは講演を基にしている点と、『喪失と獲得』以上に回りくどさがないためかなり読みやすい。 「痛みや気分や願いが、それを抱く人間なしに、勝手に世界をうろつくなどというのは、不条理に思える。経験は経験者無くしてはありえない」といった感じで理解もしやすい。 『赤を見る』なんてタイトルだけだと80年代っぽくてちょいダメ本な感じがするんだけど、(フッサールの)現象学のおさらいとして、または予習として読むのにいいかも。
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2004年にハーバード大学で行った「赤を見る」という講義が本になった。内容自体は「感覚」の正体についてというなかなか難しいテーマを本題にしているが、実際の内容もやっぱり哲学的で難しい。でも講義では話し上手なのか、絵や文に引き込まれてわくわくしながら一気に読んでしまう本である。(第...
2004年にハーバード大学で行った「赤を見る」という講義が本になった。内容自体は「感覚」の正体についてというなかなか難しいテーマを本題にしているが、実際の内容もやっぱり哲学的で難しい。でも講義では話し上手なのか、絵や文に引き込まれてわくわくしながら一気に読んでしまう本である。(第2閲覧室 141.21/H)
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