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論壇の戦後史 1945-1970 平凡社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/平凡社 |
発売年月日 | 2007/05/10 |
JAN | 9784582853735 |
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論壇の戦後史
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
『毎日新聞』の文芸部で論壇記者として勤務した経験のある著者が、戦後の論壇史を概説している本です。 丸山眞男が「悔恨共同体」と表現した、戦後まもないころの時代精神のなかから、岩波書店の総合誌である『世界』が刊行された経緯が解説されます。つづいて、高坂正堯や永井陽之助などの「現実主...
『毎日新聞』の文芸部で論壇記者として勤務した経験のある著者が、戦後の論壇史を概説している本です。 丸山眞男が「悔恨共同体」と表現した、戦後まもないころの時代精神のなかから、岩波書店の総合誌である『世界』が刊行された経緯が解説されます。つづいて、高坂正堯や永井陽之助などの「現実主義」の立場を代表する論者たちが登場し、さらに60年安保を契機として、『世界』に代わり『朝日ジャーナル』の隆盛にいたるという歴史がたどられています。 「序章」には、1988年の清水幾太郎の葬儀に記者として参列した著者が、福田恆存、丸山眞男、林健太郎など、戦後の論壇をにぎわせた論者たちのすがたを見かけたことが記されており、「戦後」という時代をリードした人びとが立場のちがいを越えて共通の場所に立っていたことが象徴的に示されているように感じました。それとともに、そうした時代がすでに遠く過ぎ去ってしまったことも感じさせられます。
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あまり面白くない。新聞記者出身なので、非常に読みやすい文章です。現住所は学者なので、少し学者っぽいです。ほとんどのエピソードは、この分野に興味のある人ならば、既知なことばかりです。また、一つ一つの記述は薄味です。一番興味深いエピソードは、山本全共闘議長と吉野編集長の関係です。娘さ...
あまり面白くない。新聞記者出身なので、非常に読みやすい文章です。現住所は学者なので、少し学者っぽいです。ほとんどのエピソードは、この分野に興味のある人ならば、既知なことばかりです。また、一つ一つの記述は薄味です。一番興味深いエピソードは、山本全共闘議長と吉野編集長の関係です。娘さんの家庭教師だったんですね。意外な関係です。また、引用として、小熊氏の著作が取り上げられることが多いです。何故、なんでしょう。小熊さんの本読んでみようかなと思いました。「正論」の発端がわかったのも、よかったです。
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[ 内容 ] 戦後の日本は「悔恨共同体」から始まった。 終戦直後、清水幾太郎らが作った二十世紀研究所には林健太郎、丸山眞男、福田恆存など、その後立場を異にする人たちが集まっていた。 以後、彼らが活躍する舞台となる論壇誌は、いかなる問題を、どのように論じてきたのか。 論壇が存在感を...
[ 内容 ] 戦後の日本は「悔恨共同体」から始まった。 終戦直後、清水幾太郎らが作った二十世紀研究所には林健太郎、丸山眞男、福田恆存など、その後立場を異にする人たちが集まっていた。 以後、彼らが活躍する舞台となる論壇誌は、いかなる問題を、どのように論じてきたのか。 論壇が存在感を持っていた時代を鮮やかに描き、「戦後」に新たな光をあてる。 [ 目次 ] 序章 一九八八年八月一二日、四谷霊廟 第1章 「悔恨共同体」からの出発―二十世紀研究所のこと 第2章 「総合雑誌」の時代―『世界』創刊のころ 第3章 天皇・天皇制―津田左右吉と丸山眞男 第4章 平和問題談話会―主張する『世界』 第5章 『世界』の時代―講和から「六〇年安保」へ 第6章 政治の季節―「六〇年安保」と論壇 第7章 高度成長―台頭する現実主義 第8章 『朝日ジャーナル』の時代―ベトナム戦争・大学騒乱 終章 「ポスト・戦後」の時代―論壇のゆくえ 補章 戦後「保守系・右派系雑誌」の系譜と現在 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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