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総統の子ら(下) 集英社文庫
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総統の子ら(下) 集英社文庫

皆川博子【著】

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総統の子ら(下) 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/集英社
発売年月日 2006/12/20
JAN 9784087461091

総統の子ら(下)

¥605

商品レビュー

4.8

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

1942年フランス戦…

1942年フランス戦線で戦うカールと、ソ連軍に捕らえられたヘルマンの姿を描く。

文庫OFF

2016/04/11

耽美大好き、 不謹慎大好き、 リリアーナ・カヴァーニ「愛の嵐」のシャーロット・ランプリング大好き、 (つまりはナチスをポップカルチャーのイコンとして享楽する) な者には、 カールもヘルマンも眩しすぎる。 いわば「ミシマ」が疑いながらポーズとして殉じざるを得なかった「純粋」という...

耽美大好き、 不謹慎大好き、 リリアーナ・カヴァーニ「愛の嵐」のシャーロット・ランプリング大好き、 (つまりはナチスをポップカルチャーのイコンとして享楽する) な者には、 カールもヘルマンも眩しすぎる。 いわば「ミシマ」が疑いながらポーズとして殉じざるを得なかった「純粋」というものに、 そして今や「半笑い」でしか付き合いきれないナショナリズムに、 かつて(とはいえたった数十年から百数十年)は本腰を入れて人生を懸けた青年少年がいたのだ。 それだけで感受性の琴線はびりびり震える。 ましてや、少年期から青年期へと丁寧に追及されては。

Posted by ブクログ

2015/04/25

長々と鬱々と続いた戦争の経過に、不条理とか憤懣とか感じていたけれど、わずか十数ページの「終章」に訴えたい事が凝縮されているのだと思う。最後のエルヴィン・レンバッハの言葉に深く同感する。登場人物としては主人公ではないけれど、マックスの心理や行動が不思議で興味深かった。戦争は負けたも...

長々と鬱々と続いた戦争の経過に、不条理とか憤懣とか感じていたけれど、わずか十数ページの「終章」に訴えたい事が凝縮されているのだと思う。最後のエルヴィン・レンバッハの言葉に深く同感する。登場人物としては主人公ではないけれど、マックスの心理や行動が不思議で興味深かった。戦争は負けたものが口を噤まなくてはならない。

Posted by ブクログ

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