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血涙(上) 新楊家将
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所/PHP研究所 |
発売年月日 | 2006/12/08 |
JAN | 9784569658131 |
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血涙(上)
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商品レビュー
4.1
27件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〈おもな登場人物〉のページで涙枯れたわ! 早いよ!本編にすら入ってないよ! 一行も読んでないのに涙出尽くしたわ! (以下、前作『楊家将』がっつりネタバレを含みます) 前作『楊家将』で、遼との戦いの最中、味方の裏切りに合い敗れた楊家軍 楊業と七人の息子たちのうち長男延平、二郎延定、三郎延輝は討死 四郎延朗は遼の将軍耶律休哥に捉えられ、五郎延徳は行方不明となり、兵や将校たちも散り散りに そんな中、生き残った六郎延昭が楊家の長となり、七郎延嗣と共に楊家の再興を目指します そして本作『血涙』の主人公はなんと遼の石幻果という将軍とのようですが…記憶を失っているとのこと Σ(゚Д゚) もう、四郎じゃん! この時点で四郎確定じゃん! しかも遼の王族と結婚して子どもも生まれるみたいじゃん! で、六郎、七郎と戦うんじゃん! 登場人物一覧でそこまで見えてるじゃん! 。゚(゚´Д`゚)゚。 本文一行も読んでないのに悲しい結末しか見えてこないじゃん! …そして上巻読了 もうとうに涙は枯れているので血涙しか出ない(血尿みたいな言い方!)
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※このレビューにはネタバレを含みます
登場人物一覧を読んだ時に確信したんですわ。これはやばいと。 水滸伝に出てくる遼禁軍の高潔な将軍、蕭珪材は、楊業の血を引いていたんだ、と。ちなみに蕭英材も水滸伝に登場していたそう。 冷徹な四郎、石幻果(良い名前)となる。 ここで思い出されるのは、水滸伝の一代だけの麒麟児、幻王こと楊令の存在よ。 ・記憶を失った石幻果こと四郎(もし記憶があれば) ・血の繋がってない楊志を父に持つ幻王こと楊令 この二人が同じ幻の旗を使っていたの? 名前に赤がつく馬に乗って。 自分が生まれ育った土地ではない場所で戦いの才能を発揮していた。 吸葉剣(護国の剣)と吹毛剣が馳せ違っていたなんてね。 →吸葉剣と護国の剣は別だったー! 「剣が、俺に死ねと言ったのか」 蕭珪材の最期の言葉が更に重たくなる…… 蕭英材と剣の稽古をする石幻果、どこかで見たことあると思ったら、桃花山からたまに帰ってきて楊令の剣の稽古をする楊志だ。泣いちゃう。 あぁ、ついつい水滸伝とシンクロさせてしまう。 上記も沸きポイントではあるけど、シンプルに楊家将がおもしろすぎる。 石幻果が方令を斬ってから、四郎の記憶を懐かしむことが増えるのが切ない。大切な副官やったもんね。 耶律休かも息子みたいな存在がまさか楊業の息子だとは。六郎七郎九妹と闘う時に自分の子供のようだ、と感じたのは四郎がおったからなんやね。 宋、遼、どちらの立場になってみても、どうしようもなくて、切ない。 人と人の絆って、血縁は関係ないと心から信じているけど、血は争えないことも事実。 面白いなぁ設定が。水滸伝の前身(?)になる物語ではあるけど、面白さが一味違う。いいなぁ楊家将。まだ読み終わってないけど、読んで良かった。 結論:水滸伝と楊家将は一緒に読むべきやし楊家最高
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楊家…の末裔に代々伝わった名刀が吹毛剣。これは水滸伝の楊志に伝わり、それが楊令伝の楊令に引き継がれる…楊家とは本当に血の一滴までもが不運といっていいのかもしれない。宋と遼の戦の決着は済んでいなかった。 遼には耶律休哥に耶律休哥を父と仰ぐ新たな有能な武将である石幻果が現れ、楊業亡...
楊家…の末裔に代々伝わった名刀が吹毛剣。これは水滸伝の楊志に伝わり、それが楊令伝の楊令に引き継がれる…楊家とは本当に血の一滴までもが不運といっていいのかもしれない。宋と遼の戦の決着は済んでいなかった。 遼には耶律休哥に耶律休哥を父と仰ぐ新たな有能な武将である石幻果が現れ、楊業亡き宋を追いつめていく。楊家は楊業を始め、多くの兄弟を失いそれでも残った六郎と七郎に長兄の延平の息子の延光と九番目の子供である九妹の楊瑛花と残った勢力のすべてを注いで楊家の意地を見せていく。偶然、死んだはずの五郎が隻腕で現れたが、兄弟の再開も喜ぶ間もなく単身で遼に乗り込み石幻果との決闘の末に果てる。 石幻果…楊家の前に立ちはだかった遼の手ごわい新将軍は記憶を失くした楊四郎延郎だった。前作に続き楊家の悲劇は味方にも裏切られ今度の敵は実の兄弟と切なさのスピードがさらに加速する。この作品は訳書というものではなく北方先生のオリジナルになるのだが、どの作品も涙なくしては読めない男の名作なんだと思う!
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