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写楽 江戸人としての実像 中公新書
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写楽 江戸人としての実像 中公新書

中野三敏【著】

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写楽 江戸人としての実像 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/中央公論新社
発売年月日 2007/02/25
JAN 9784121018861

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商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2022/10/13

情報の肉付けの薄さや齟齬、活動期間の短さなどから写楽=〇〇説が横溢するが、本書は斎藤月岑による増補・浮世絵類考の「三点セット」=江戸八丁堀在、阿波能楽者、斎藤十郎兵衛の情報が基本的に事実であるという立場から、その真実性を淡々と論証していく。

Posted by ブクログ

2021/03/11

その正体が謎であるとされ、多くの歴史愛好家たちの関心を惹いてきた東洲斎写楽について、実証的な観点からそれらの写楽論の不備を説いている本です。 写楽論と呼ばれるものについて、わたくし自身はほとんどなじみがなかったのですが、通説に抗って独自の説をなすことで知られる梅原猛の『写楽―仮...

その正体が謎であるとされ、多くの歴史愛好家たちの関心を惹いてきた東洲斎写楽について、実証的な観点からそれらの写楽論の不備を説いている本です。 写楽論と呼ばれるものについて、わたくし自身はほとんどなじみがなかったのですが、通説に抗って独自の説をなすことで知られる梅原猛の『写楽―仮名の悲劇』(1991年、新潮文庫)を読んだことがあり、そこで梅原は写楽を歌川豊国の変名であるという主張をおこなっていました。しかし本書によると、斉藤月岑の『増補浮世絵類考』に写楽が能役者の斎藤十郎兵衛であるとされており、それ以上に写楽の正体にせまる史料は存在していないと述べています。さらに著者は江戸の人名録である『江戸方角分』を紹介し、写楽についての記事を中心に、その史料的意義を解説しています。 さまざまな「写楽論」を実証的な観点からしりぞける手堅い議論となっていますが、史料の紹介が中心で、写楽の作品についての議論は含まれていないので、そうした関心をもつ読者には期待はずれになるかもしれません。

Posted by ブクログ

2013/10/08

画家的視点でなく、 歴史資料的に分析。 「江戸方角分」という、芸能者を方角ごとにわけて記した人名録。は、興味深かった。 侍は侍らしくいきなくてはいけない時代に、名を隠さなくてはいけなかった理由なども分かった。 …薦められて読んだけどちょっと難しかったので飛ばし読みしちゃった...

画家的視点でなく、 歴史資料的に分析。 「江戸方角分」という、芸能者を方角ごとにわけて記した人名録。は、興味深かった。 侍は侍らしくいきなくてはいけない時代に、名を隠さなくてはいけなかった理由なども分かった。 …薦められて読んだけどちょっと難しかったので飛ばし読みしちゃった。。

Posted by ブクログ

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