ちいさなこまいぬ

キムシオン【作】, 長田弘【訳】

• 販売会社／発売会社: コンセル/コンセル
• 発売年月日: 2007/05/01
• JAN: 9784907738471

商品レビュー

2018/01/18

[江東区図書館]

表紙絵では柔らかそうな絵だけど、実際に出てくる狛犬の絵は、、、なんというか、独特。韓国の狛犬だからなのか、この本の中だからなのかはわからないけど、日本の狛犬を知っていてそれをイメージしていると、ちょっと気味悪いとか、意地悪そうとか？感じてしまうかも。この絵本だから、と伝えるべきか、韓国のだから、と伝えるべきかはともかく、誤解や恐れは抱かないように少し注意かな。

2013/08/03

さびれていく小さな村の守り神（といっていいかは微妙だけど）のお話。
主役は狛犬。日本の狛犬の原型で、阿吽じゃない一体。
狛犬は動かないし奇跡も起こさない。ただひたすら見守り続ける。

顔が可愛い。愛嬌のある口元だけど目が強い。
その強い顔のアップで始まって、離れた所から見ると実はネコより小さいこのギャップが楽しい。

雨の日も風の日も雪の日も、ただひたすらじっと村を見守り続ける様は少しせつない。
細い線と雨の様子、静かな世界に「きんぎょ」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4883301710を連想した。
女の子の服装がチマチョゴリっぽくて、（高麗犬だし）コリアの話かと思った。
あれは中国服にスカートなのかな。

訳は長田弘。心配したけど変じゃない言葉で安心した。
元は中国の本だけど、英訳もされているらしい。
これは何語から訳したんだろう？
著者名がカタカナとアルファベットで表記されている。
中国の人なら漢字で書いて欲しいんだけどな。