アホな二代目につけるクスリ

住野公一【著】

• 販売会社／発売会社: 東洋経済新報社/東洋経済新報社
• 発売年月日: 2007/01/16
• JAN: 9784492501672

商品レビュー

2016/02/01

会社の初期には、ワンマン経営も効果を発揮する。その力強い機関車のようなリーダーシップは、リーダーには必要な素質と言える。
では、それを引き継ぐ二代目は、どのように進めていけば良いのか。
まず、次は自分の番。自分の子飼いを作るように、結束を作る。
継承と創業を履き違えないこと。
店舗のいらない小売業を考え、店舗とは何のためにあるかを考える。
自主、自発、自立とは、きつねうどんを例にするんや！
達成癖をつけること。
この世で1番短い呪いは、名前。だから、社長と呼ばせない。
霞弾き社員を作らない。
ARTAプロジェクトは、車文化を発信しているという喜びがある。

若い人の車離れ、車にオーディオやらカーナビやらなんでもついている状態では、市場規模が小さくなっていると感じる。
そのなかで、すべてのドライバーをクルマ好きに変え、車好きのユートピアを作るという目標に向かって、社員が自立して考え、お客様にワクワクを提供すること。その頑張りを通じて、よくわからないけど儲かっている。そんな状況にしたいのだという思いが伝わった。

2013/11/25

オートバックスＣＥＯによる「笑い」の経営学。
M1グランプリのスポンサーの理由に今さら納得。

＜実践・アクションメモ＞
・失敗奨励金
・社内のビジネススクールで失敗経験等を共有⇒ケース化まで
・社内報（かわら版）での社長メッセージ

2013/08/16

自分で「アホ」って言っているほどではないと思うけど、まぁこういう事業継承の仕方もあるんだね、ということを知れる本。結果的にうまくいっているような感じはあるけど、なんだかんだ創業者が作り上げた基盤がものすごいのが当然ながらわかりやすい事実。初代と二代目が同じアプローチでは駄目だ、ということを知るにはよいかもしれないけど、参考に使用にも参考にしきれないのが残念。