ビロードのうさぎ

マージェリィ・ウィリアムズ・ビアンコ(著者), 酒井駒子(訳者)

• 内容紹介: 世界中で愛されてきた、古典的名作と言われるお話が絵本になりました。ある日、ぼうやのもとにやってきた「ビロードのうさぎ」。子どもに心から愛されたおもちゃにおとずれる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとって大切な存在になったうさぎは…。「きつねのかみさま」でみせた酒井駒子の繊細な絵がよみがえります。
• 販売会社／発売会社: ブロンズ新社/ブロンズ新社
• 発売年月日: 2007/04/12
• JAN: 9784893094087

商品レビュー

2024/11/08

クリスマスプレゼントでぼうやの元にやってきたりっぱなビロードのうさぎ。ぼうやはうさぎを気に入って、どこに行くにも一緒、うさぎがいないと眠れません。うさごはとっても幸せでした。ところがある日、ぼうやが病気になり、何日も寝込んでしまいました。

優しくて、暖かくて、切なくて、心温まる物語でした。ぼうやはうさぎが大好きで、うさぎも心からぼうやを愛していました。ふたりの絆が奇跡を起こしたのですね。酒井駒子さんの絵がとても素敵で、擬人化していないのに表情を感じられました。

2024/10/02

子どもの視点と大人の視点が入り交じり、幻想的な絵でファンタジー、同時に現実のようなたしかさも感じた。純粋な「好き」という気持ちに勝るものはない。何歳になっても童心を忘れずに生きていけたらどんなに良いだろう。

2024/07/16

ナナさん強い。
その気まぐれが、やけくそが、かけがえのない出会いを生みました。
「ほんもの」になることは彼の願いではあったけど、「ほんもの」は側にはいられない。
彼はきっとたくさんの「ほんもの」に見守られているんだろうな。