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数学でわかる社会のウソ 角川oneテーマ21
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2007/05/10 |
JAN | 9784047100961 |
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数学でわかる社会のウソ
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
タイトルから、世間で数値が一人歩きしている指標についての解説がなされる本だと思っていたのだが…。 GDPで景気を語ることの危うさや、債権などの現在価値の考え方などの部分はたしかにそうなんだけれども。 しかし、そうした部分は本書の一部分にすぎなかったのが残念。 あとは数学教育の問題...
タイトルから、世間で数値が一人歩きしている指標についての解説がなされる本だと思っていたのだが…。 GDPで景気を語ることの危うさや、債権などの現在価値の考え方などの部分はたしかにそうなんだけれども。 しかし、そうした部分は本書の一部分にすぎなかったのが残念。 あとは数学教育の問題点とか、大学教育の問題点などの指摘が多かった。 いろいろなところで書いたエッセイを寄せ集めた本なのだろうか?
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後半は著者の教育論が多く見られた。私の意図と違う内容だったので、その辺は流し読み。特にビジネススキルの章は数学とビジネスの関わりは面白かった。
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『数学的思考法』の著者、芳沢光雄さんの本。社会に対して数学という視点から問題提起し、解決しようという内容だ。 第1章「数学でわかる社会のウソ」では、GDPや消費者金融、耐震偽装などの数字のからくりについて述べている。確かに、数字というのは現実味があるからこそ、だまされやすいという...
『数学的思考法』の著者、芳沢光雄さんの本。社会に対して数学という視点から問題提起し、解決しようという内容だ。 第1章「数学でわかる社会のウソ」では、GDPや消費者金融、耐震偽装などの数字のからくりについて述べている。確かに、数字というのは現実味があるからこそ、だまされやすいという気がした。数式が多く出てくるので読み応えがある。 第2章「数学が変えるビジネスモデル」では、実際に社会で使われている数学を紹介している。特に興味深かったのはベンフォードの原則についての記述だ。これは、ありとあらゆる数字の中で、最初に来る0以外の数字を調べると、1が1番多くて、2が2番目に多く、・・・9が1番少ないという現象のこと。ある調査で、この原則を大きく逸脱しているのであれば、調べなおす必要があるという。本書では、大学入試センター試験の数学を例にとり、説明されている。大学に入って、詳しく学んでみたいと思った。 第3章「数学教育を見直す」では、現在の数学教育に対する不満とともに、重要性を訴える声が聞こえてくる。例えば、大学の偏差値について。受験に使う科目が違えば、単純に偏差値を比較することはできず、私立大学は偏差値を上げるために科目を減らす傾向にある、というのは初めて知った。大学の教育内容を重視ようになってほしいと思った。 数学の視点というのは社会に出てからも役に立つのだ、と改めて感じた一冊。それを次の世代に伝えていけるような教員になりたいと思った。
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