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会社事件史
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 七つ森書館/七つ森書館 |
発売年月日 | 2007/07/01 |
JAN | 9784822807443 |
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会社事件史
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商品レビュー
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この本を読んで一番良かったなと思うことは、企業の歴史を知る面白さに気づくことができたことだ。 記者や学者の話を鵜呑みにすることの怖さを再認識し、情報に対しては常に主体的になる必要があると思った。国や企業が決断を後回しにして、そのことにより、大きな問題を起こしてきた歴史を知るこ...
この本を読んで一番良かったなと思うことは、企業の歴史を知る面白さに気づくことができたことだ。 記者や学者の話を鵜呑みにすることの怖さを再認識し、情報に対しては常に主体的になる必要があると思った。国や企業が決断を後回しにして、そのことにより、大きな問題を起こしてきた歴史を知ることで、社会で評価されていることに対しても、無条件で信じないことの大切さを感じた。誰も信じないというのではなく、自分で確かめもせず、無条件に信じている自分に気づく必要があるのだろう。 生産は生活のためになされなくてはならないのに、そうなっていない現状があるというのはその通りだと思った。企業を地域や生活から隔離して語るのはマスコミだけではないだろう。企業に所属する人間が、個人の幸せよりも企業の発展を考えるのは、企業の力を向上させるためには不可欠だろう。もちろん企業の発展に伴い、給与や社会的評価の向上、新製品販売による便利さや快適性の向上など、個人が幸せを感じられることもあるだろう。しかし、そこには個人の幸せという考えはなく、企業の論理しか存在していない。企業の論理はあくまで利潤の追求である。そこに消費者の生活などという考えはない。企業に自主的なコンプライアンスを求めること自体が誤りであろう。たしかに消費者に嫌われては利潤を手に入れられないために、表面的には消費者のためという標題を掲げる。しかし、それは企業間での力の奪い合いであり、消費者のためではない。本当の意味で、消費者の側を向いてもらうためには、企業の論理を追求しすぎると企業自体が崩壊するという前例をつくる必要があるのかもしれない。 企業について語るときには、そこに関わる個人に焦点を当てて考える必要があると思うようになった。企業自身の立場で全てが語られることほどおかしなことはない。大企業といえども、所詮は個人の集まりなのだ。全員を一括りに語ることができるなどという、おかしなことはあり得ない。この本を読んで一番良かったことは、自分が企業よりも個人に興味を持っていたことに気づいたことだ。
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