死の開幕 講談社文庫

ジェフリーディーヴァー【著】, 越前敏弥【訳】

• 販売会社／発売会社: 講談社/講談社
• 発売年月日: 2006/12/15
• JAN: 9784062755948

商品レビュー

2010/05/28

ルーンが活躍するシリ…

[文庫ＯＦＦ]

ルーンが活躍するシリーズ第二弾。少し強引すぎる展開が初期の作品らしい。

2014/02/23

『汚れた街のシンデレラ』につづくルーンが主人公のシリーズ第2弾。
舞台はまだ物騒だった頃のNYC。
時代はおそらく1980年代と思われる。
タイムズ・スクエアがまだ風俗街で治安が悪かった頃の描写が頻繁に出てくる。
深夜でも大勢の家族連れや観光客が安全にかの地で闊歩し、風俗関係は見る影もない今となっては隔世の感がある。
前ニューヨーク市長のジュリアーニ氏が大鉈をふるってこの街を大掃除をする前はこうだったのかと当時の様子を垣間見ることができて、
それだけでも自分にとっては興味深い作品だった。

この作家の醍醐味はなんといっても終盤に畳み掛けるような連続どんでん返し。
前作に比べると、その点では切れ味がイマイチかなと途中までは思ったけれども、
最後の最後にやられました。

残念ながらルーンシリーズの3作目"Hard News"はまだ翻訳されていないようだ。
原書で読んでみますかね。。

2013/11/12

元気でパンクな映像作家志望の女の子が通りすがりの爆破事件に興味を持って追いかけたら、当然もっと大きな事件に巻き込まれたその顛末。
最後の持って行き方に、ディーヴァー作品て昔からこうだったんだなあと思いました。佳作。