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青雲はるかに(上) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2007/03/28 |
JAN | 9784101444352 |
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青雲はるかに(上)
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
主人公范雎の大望と壮絶な生きざま。折々、人生に対する示唆として、なるほどと思うところあり。下巻での展開が楽しみ。2024.2.13
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<上下巻を通してのレビュー> 中国・戦国時代後期、貧家の三男に生まれた范雎は、苦労して学問を身につけ、密かに待望を抱きつつ、諸国を巡っていた。 その途上、謎の佳人原声に逢う。 やがて故国の魏で仕官した彼は、仕事先の斉で襄王に謁見したことが主人の思わぬ誤解を招き、極刑に処せられる。 奇跡的に命拾いした范雎は、心に復讐を誓いつつ、潜伏する・・・・・・ 「秦の名宰相」范雎(張祿)の苦難の時代を、雄大なスケールで情感豊かに描く。 諸国を巡っていたころの范雎はあまり好きになれず、失意のうちに故国に帰国して須賀に仕え、極刑から奇跡的に生き延びたことによって人格に深みが増していったのですね。 「復讐」をずっと心に秘め、かつ自分の野望を実現させるために秦に赴き、昭襄王の下で誠実かつ綿密に仕事こなすことによって王から深い信頼を寄せられ、秦という国の弱点を見事に克服していったのでしょう。 戦争に勝っても領地をあまり広げることの出来なかった秦が、范雎の作戦をもとにした戦争に勝ち、順調に領地を広げて中国統一に一歩近づいたと言えなくもありません。 危機にあったときに助けてくれた人には必ずお礼をし、復讐の気持ちは決して忘れない。 これは私も忘れたくない思いですね。 惜しむらくは、王稽と鄭安平を安易に昭襄王に推薦しなければ、もっと范雎の活躍が見れたのになぁ・・・・・というところです。
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秦の宰相ハンショの物語。昭襄王の宰相となった男の物語で、拷問を受けて便所で半殺しにされた魏の宰相に復讐の話。逃亡劇は丁寧だったのだけれど、宰相になったところは意外にあっさり描かれていて食いたりなさが残る。
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