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黒蜥蜴 学研M文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学習研究社/学習研究社 |
発売年月日 | 2007/06/14 |
JAN | 9784059004592 |
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黒蜥蜴
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商品レビュー
4.5
13件のお客様レビュー
黒蜥蜴 劇作/ 三島由紀夫 原作/ 江戸川乱歩 解説/ 美輪明宏 明智小五郎と女賊黒蜥蜴の愛の物語。「探偵の宿命と愛」「贋物の美しさの悲劇」が面白い。巻末の三島由紀夫と美輪明宏、江戸川乱歩との対談も楽しめる 黒蜥蜴は 心を抜き取った(=死んだ) 永遠の美しさの象徴→...
黒蜥蜴 劇作/ 三島由紀夫 原作/ 江戸川乱歩 解説/ 美輪明宏 明智小五郎と女賊黒蜥蜴の愛の物語。「探偵の宿命と愛」「贋物の美しさの悲劇」が面白い。巻末の三島由紀夫と美輪明宏、江戸川乱歩との対談も楽しめる 黒蜥蜴は 心を抜き取った(=死んだ) 永遠の美しさの象徴→贋物の美しさ。黒蜥蜴としての宿命を捨て、明智小五郎への愛をとった→明智小五郎は 心を取り戻した 黒蜥蜴に 本物の美しさを感じた 明智小五郎と黒蜥蜴の初対面→宿命の出会い 夜の意味=心を抜き取った(死んだ)美しさ *黒蜥蜴「今日はいつもの夜とちがう〜夜がひしめいて息を凝らしている〜こういう晩は〜いきいきとする」 *明智小五郎「犯罪が近づくと夜は生き物になる〜その夜が犯罪を迎い入れ 犯罪と一緒に寝る」 明智小五郎が探偵の職をかけ、黒蜥蜴が全ての宝石をかけたトランプの勝負は お互いの宿命を捨て 愛に生きる意思だったと思う
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再版してください……美輪明宏版がとても素晴らしかった。玉三郎版も自分が死ぬまでに映像化されるだろうか……
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三島の本格劇(というのも変な言い方だが)、『サド侯爵夫人』などからすれば、傍流に属しそうな戯曲ということになる。前者では言葉そのものが劇空間を構築していくが、ここでの言葉はことごとく贋物(これは第3幕のキー・コードでもある)めいているし、舞台もことさらにフェイク感を漂わせている。もちろん、それは三島が意識的に行っているのであるが。こうした舞台は、まるでやがて一世を風靡するアングラ演劇のそれなのだ。唐十郎の状況劇場が'64年、寺山修司の天井桟敷が'67年だが、『黒蜥蜴』の初演は、なんと'56年である。
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