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横溝正史自選集(2) 獄門島
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 出版芸術社/出版芸術社 |
発売年月日 | 2007/02/20 |
JAN | 9784882933137 |
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横溝正史自選集(2)
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商品レビュー
4.3
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
金田一耕助シリーズ2作目。 満を持しての「獄門島」ようやく読めました! 前作から9年経っているのに驚いた。戦友の遺言に従い怪しげな孤島に向かう金田一耕助。 戦友の危惧した通り次々に殺人事件が起こってしまう。果たして犯人は誰なのか。 本当に毎回思うけど読みやすいし面白い。 犯人が複数いて犯行は各々で行うって、分かればシンプルだけど意外と盲点なトリックだよなあ。 きがちがう、分かった時のスッキリ感すごい。 最後の全てが無駄な事だったと分かった時の空気感とかすごい後味悪い。けどあの島は変わらず細々と続いていくんだなって終わりがなんとも言えない。鐘の音がせつない。 和尚、フェアプレーっていうけど失言が多すぎ。あれもわざとなの? 清水さんが振り回されてて可哀想だった笑 仕立て人が死人って面白い。義理立てして実行する人がいてしまったのもね。 あとがきでよくディクスン・カーが出てくるからそっちも読みたくなってくる。
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金田一耕助シリーズ第二作目。 減点する要素が見つからない。登場する人物の役職、地形、そして俳句?に至るまで全てに意味があり、かつ、ワザとらしさやねらいすぎ感もない完成度の高さ。 途中、悲劇を未然に防げないことに失望したけど、読み物として、これも必要な要素なのかと納得できる点も...
金田一耕助シリーズ第二作目。 減点する要素が見つからない。登場する人物の役職、地形、そして俳句?に至るまで全てに意味があり、かつ、ワザとらしさやねらいすぎ感もない完成度の高さ。 途中、悲劇を未然に防げないことに失望したけど、読み物として、これも必要な要素なのかと納得できる点もよかった。
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というわけで有言実行シリーズ改め死ぬ前に読みたいリスト1-③『獄門島』です ミステリー好きの間では金田一耕助シリーズ№1との呼び声も高い本作 それはもうやっぱり伝説級の面白さでした これで以前作成したブックリスト『死ぬ前に読み返したい横溝正史』で挙げた3冊『悪魔が来りて笛を...
というわけで有言実行シリーズ改め死ぬ前に読みたいリスト1-③『獄門島』です ミステリー好きの間では金田一耕助シリーズ№1との呼び声も高い本作 それはもうやっぱり伝説級の面白さでした これで以前作成したブックリスト『死ぬ前に読み返したい横溝正史』で挙げた3冊『悪魔が来りて笛を吹く』『犬神家の一族』『獄門島』を計画通り読了したわけですが、まだまだ名作は残っていますので機会があれば読み直していきたいと思います さてあらためてこの3冊ですが、これがまた我ながら良く出来たチョイスだと思うのです もちろん個人的な暴論ですので異論があることも承知ですが、金田一耕助シリーズは大きく分けて3つのパターンに分類されると思っています 1つ目はトリックを解明することで真犯人がわかるパターンです いわゆる「謎解き」です 犯人と目される人物が複数人いるものの、殺人が実行できそうな者がなく不可能殺人と思われますが謎解きの材料は(ときに不完全なこともありますが)読者に明示されており、読者は金田一耕助と一緒に物語の中を進んで行くのです そしてこのパターンの代表作が『獄門島』です 2つ目は動機を解明することで真犯行人がわかるパターンです 最初のうちは隠されていた動機が徐々に解明されることで真犯人が浮かび上がってくる あるいは最初からなんとなく実行可能な人物がある程度特定されているもののなぜその人物が殺人を犯すのか、またはどうやって実行したのかがわからずに犯人と特定するにいたらないというもので 物語の進行とともに複雑な人間関係や過去の因縁が明るみなっていく、つまり読者は金田一耕助の案内により物語の中を彼の後ろについて進んで行くのです そしてこのパターンの代表作が『犬神家の一族』です 3つ目はそれらの中間に位置する美味しいとこ取りのパターンです 基本的には金田一耕助は読者の案内役を努めますがイベント的に対戦相手にもなるのです そしてこのパターンの代表作が『悪魔が来りて笛を吹く』です と、自分は思ってます(最後ちょっと逃げ腰w) それと金田一耕助シリーズの土台となっているものに「戦後の日本」という特異な時代背景にも触れないとですよね これによって人の所在であったり、考え方、価値観などがもうごちゃごちゃになってしまっている このことが金田一耕助シリーズを形作っているとも言えますよね ですので今の時代にあらためて読み直して頂きたいのです いやまあ横溝正史大好きおじさんの戯言と思って生暖かい目で見守ってください
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