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日本人の住まい 生きる場のかたちとその変遷 百の知恵双書013
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日本人の住まい 生きる場のかたちとその変遷 百の知恵双書013

宮本常一【著】

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日本人の住まい 生きる場のかたちとその変遷 百の知恵双書013

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 農山漁村文化協会/農山漁村文化協会
発売年月日 2007/03/20
JAN 9784540040818

日本人の住まい

¥2,750

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2015/12/07

どま・だいどころ・おもて・ざしき・・・昔の百姓を中心とした日本家屋の地域的な特徴や変遷、生業や暮らし方のパターンを様々な実例を元に解説してある。 今で言う玄関は武士や郷士の家しか作られず、百姓にとっては座敷に面した縁側などが客の入口。土間は農作業のスペースで、便所や風呂・台所・う...

どま・だいどころ・おもて・ざしき・・・昔の百姓を中心とした日本家屋の地域的な特徴や変遷、生業や暮らし方のパターンを様々な実例を元に解説してある。 今で言う玄関は武士や郷士の家しか作られず、百姓にとっては座敷に面した縁側などが客の入口。土間は農作業のスペースで、便所や風呂・台所・うまやもその近くにあった。 寝室は、今で言えばウォークインクローゼットに当たる薄暗い納戸に設けられ、大きさは三・四畳程度の小さいもの。トイレは大小分けられ扉はなく、土間や厩のそば。風呂がある家は少ない・・・こんな姿が見える。 ●少々の災害にあってもつぶれない中心となる家がないと、村全体が寂れ果てる。一村が災厄に強い抵抗を持つには、村が一つの家のような構造を持ち、経営を行わなければならなかった。 ・・・・これを読んで、同じ地域に同じ姓の人が集まる、分家がつながって集落ができるのが自然と分かる。戦後、GHQが農地解放の名目で、名主・庄屋を解体したが、本当に良かったことなのか考えさせられる。更に、核家族から結婚しない男女へと移っている現代の個人化風潮は、考え方の欧米化や経済の発展とともに進行したように見える。誰だって自立したい(自分の思うように生きたい)のだし、そのように教育されてきた。経済のあり方とともに暮らしと住まいが切り離され、個人のエゴが礼賛される先に何があるのだろう。

Posted by ブクログ

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