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ジャパン・ハンド 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2006/11/18 |
JAN | 9784166605439 |
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ジャパン・ハンド
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ジャパン・ハンド
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
対日政策を引き受けている、米国の「知日派」のことを「ジャパン・ハンド」とよぶのだそーな。米国で対日関係をリードしてきた彼らにスポットを当て、日米外交のこれまでと今後を見通してみようというのが本書。 著者は日本経済新聞の国際部に所属しているが、新聞記者というよりも「民間の研究者...
対日政策を引き受けている、米国の「知日派」のことを「ジャパン・ハンド」とよぶのだそーな。米国で対日関係をリードしてきた彼らにスポットを当て、日米外交のこれまでと今後を見通してみようというのが本書。 著者は日本経済新聞の国際部に所属しているが、新聞記者というよりも「民間の研究者」といっていいだろう。で、この本のなにがスゴイのかというと、米政府関係者への「調査」をもとに書かれていること。1995年と2006年の2回にわたって著者が行った「意識調査」、回答者にはアーミテージ元国防次官補(のちにブッシュ政権で国務副長官)だとか、スコウクロフト元大統領補佐官、ジョセフ・ナイ、ウルフォイッツといった国務省・国防総省の大物政府高官も含まれている。 中国の台頭により、アジアの情勢は変化を余儀なくされている。「予見しうる将来にわたって日米同盟は続く」というアーミテージ元国務長官は、「日米中の三角関係の将来をどう見るのか」という質問について、「中国にとって、最も重要な関係は米国との関係だが、米国にとってもっとも重要な関係は中国とではなく、日本との間に存在している」と答えている。中国が経済大国、軍事大国になるにつれ、日米がますます接近するという力学が働いているというのが、現実味のあるシナリオのようだ。 アーミテージというと、イラク戦争において「ショウ・ザ・フラッグ」「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」と、日本の貢献を迫ったという印象が強い。その背景には、この戦争をてこにして、日米同盟をより強力なものにしようという意図があったことを、この本であらためて感じた。共和党はアーミテージをはじめ知日派の人材が大勢いるが、民主党は慢性的な知日派不足に悩んでいるとされる。今後、ヒラリーが大統領になるなんて展開があると、日米同盟にもまた変化があるかもしれない。 ばくぜーんとした印象しか持っていなかった日米の外交史について、キャラがわかってきてがぜん興味が深まった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 対日政策を“手”中に収める米国の知日派「ジャパン・ハンド」とは何者か。 ワシントンでの濃密な人脈と豊富な取材を通して、日本外交の命運を握る彼らの正体を明らかにする。 [ 目次 ] 序章 二〇〇四年四月三十日―安倍“次期”首相誕生の日 第1章 「菊クラブ」から「アーミテージ・スクール」へ 第2章 「北朝鮮危機」「中国台頭」「靖国」にどう動いたか 第3章 日本か、それとも中国か 第4章 「官邸主導」外交の誤算 最終章 史上最重量級の“オオモノ”が狙う「機関化」とは [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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