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須賀敦子全集(第4巻) 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2007/01/20 |
JAN | 9784309420547 |
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須賀敦子全集(第4巻)
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
須賀敦子全集の第4巻には、3編が収められている。文庫本の裏表紙の説明も借りながら、内容を下記する。 【遠い朝の本たち】 幼年期からの読書体験をたどり、自己形成の原風景を描く。 「国語通信」「ちくま」に連載されていたもの。それをまとめた単行本として発行されたのは1998年。 【本...
須賀敦子全集の第4巻には、3編が収められている。文庫本の裏表紙の説明も借りながら、内容を下記する。 【遠い朝の本たち】 幼年期からの読書体験をたどり、自己形成の原風景を描く。 「国語通信」「ちくま」に連載されていたもの。それをまとめた単行本として発行されたのは1998年。 【本に読まれて】 当代無比の読書家であった著者の書評を集大成。 毎日新聞の書評委員を務められていた時の書評など。これも、「本に読まれて」という題名で1998年に単行本として刊行されている。 【書評・映画評】 1991年から1997年にかけて発表された、書評を中心とした単行本未収録作品を、発表順に収録したという説明がなされている。 書評の多くはヨーロッパの詩や純文学や評論など。ヨーロッパの文芸についてのある一定の教養がないと読みこなせそうにない作品が多く紹介されている。私は、読む本を選ぶのに、書評を使うことが多いが、この須賀敦子の書評はハードルが高すぎて、読もうという気になったものは、ほとんどなかった。
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ミッション系スクールへ通いながら軍需生産に従事した戦争中の学生時代から大学、大学院、イタリア留学、夫との死別と帰国。阪神大震災。 深い人生経験に裏打ちされヨーロッパと日本を見つめる目線と言葉。さまざまなヨーロッパや日本の近現代の作家の作品の書評と随想。 心に残る言葉 なにかに到ろうとすることが孤独な作業だということ 思想がない建物 そこから小説が始まるんです あとがきも秀逸 日本人は、じぶんたちの国が、世界の中で確実に精神の後進国であることを真剣に考えずにはいられなくなった。いったい、なにを忘れてきたのだろう、なにをないがしろにしてきたのだろうと、私たちは苦しい自問をくり返している。だが、答えは、たぶん、簡単には見つからないだろう。強いていえば、この国では、手早い答を見つけることが競争に勝つことだと、そんなくだらないことだばかりに力を入れてきたのだから。 人が生きるのは、答をみつけるためでもないし、だれかと、なにかと、競争するためなどでは、けっしてありえない。ひたすらそれぞれが信じる方向に向けて、じぶんを充実させる、そのことを、私たちは根本のところで忘れて走ってきたのではないだろうか。 読みたい本 「シカゴ育ち」 スチュアート・ダイベック 「地中海世界」 フェルナン・ブローデル 「緑の家」 バルガス・リョサ 「パウル・ツェラン全詩集」 「記憶の形象 都市と建築との間で」 槙 文彦 「南仏プロヴァンスの12か月」 ピーター・メイル 「美しき日本の残像」 アレックスカー 「野火」 大岡昇平 「肌寒き島国 近代日本の夢を歩く」 松山巌 「抱きしめる、東京―町とわたし」 森まゆみ 「Salvatore Quasimodo 古代の冬」 シモーヌ・ヴェイユ 「ヴェネツィア暮らし」矢島翠 「告白」アウグスティヌスー 神は私の中にいる 見たい映画 「シェルタリング・スカイ」 ポール・ボウズ
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烏兎の庭 第三部 箱庭 12.26.09 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto03/diary/d0912.html#book
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