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さざなみの日記 講談社文芸文庫
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さざなみの日記 講談社文芸文庫

幸田文【著】

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さざなみの日記 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2007/04/10
JAN 9784061984745

さざなみの日記

¥605

商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2018/04/17

昨夜は、『さざなみの日記』を読みながら寝落ちした。まあ「落ちる」というよりは「ふんわり着地」したかのような寝つきだったのだけれど。あれが、幸田文の文章のなせる技なのだろう。急かされることのない文章で、それはそれでありがたい。文庫本も十数冊入手済みで、死ぬまで「寝落ち本」を任せられ...

昨夜は、『さざなみの日記』を読みながら寝落ちした。まあ「落ちる」というよりは「ふんわり着地」したかのような寝つきだったのだけれど。あれが、幸田文の文章のなせる技なのだろう。急かされることのない文章で、それはそれでありがたい。文庫本も十数冊入手済みで、死ぬまで「寝落ち本」を任せられる量だと思う。著者である幸田文は既に鬼籍に入っている人であり、その人の文章に手を引かれて緩慢に死んで行くのだ。「行く」のだから後ろ向きな気持ちは全くなく、焦る道行きでもないので穏やかだ。

Posted by ブクログ

2014/07/03

母と娘だが女と女。 刻々と変化するものの中にこそ幸せや憐み、美しさを見出すことができる。 幸田文とか、その作中の人って口数が少ないから好きだ。その分、奥の方で考えている量と質がすごい。表面にその中身がチョロッとしか出てこないから、一言一言がすごく効いてくる。

Posted by ブクログ

2013/08/12

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 「明るく暗れている海だって始終さざ波はあるもの、それだから海はきらきらと光っている。」―手習いの師匠を営む母と年頃の娘、そのひっそりと平凡な女所帯の哀歓を、洗練された東京言葉の文体で、ユーモアをまじえて描きあげた小説集。明...

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 「明るく暗れている海だって始終さざ波はあるもの、それだから海はきらきらと光っている。」―手習いの師匠を営む母と年頃の娘、そのひっそりと平凡な女所帯の哀歓を、洗練された東京言葉の文体で、ユーモアをまじえて描きあげた小説集。明治の文豪幸田露伴の娘として、父の最晩年の日常を綴った文章で世に出た著者が、一旦の断筆宣言ののち、父の思い出から離れて、初めて本格的に取り組んだ記念碑的作品。 美しい日本語はこういうものかと思う言葉の積み重ね。 登場人物全員の陰に文がいるような気持になって読む。 いとおしくて哀しいというもののみせ方が素晴らしいと思う。

Posted by ブクログ

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