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孤独な散歩者の夢想 新潮文庫
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孤独な散歩者の夢想 新潮文庫

ルソー【著】, 青柳瑞穂【訳】

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孤独な散歩者の夢想 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2006/07/01
JAN 9784102007013

孤独な散歩者の夢想

¥330

商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2026/02/21

この水の満干、水の持続した、だが間をおいて膨張する音が、僕の目と耳を撓まず打っては、僕の裡にあって、夢想が消してゆく内的活動の埋め合せをしてくれる。そして、僕が存在していることを、心地よく感じさせてくれるので、わざわざ考えなくてもいい。水の面を見ると、それから連想して、うつし世の...

この水の満干、水の持続した、だが間をおいて膨張する音が、僕の目と耳を撓まず打っては、僕の裡にあって、夢想が消してゆく内的活動の埋め合せをしてくれる。そして、僕が存在していることを、心地よく感じさせてくれるので、わざわざ考えなくてもいい。水の面を見ると、それから連想して、うつし世の無情を思う念が、ふと、かすかに浮んでくることもある。

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2025/08/04

冒頭からぐっときて読み込む。なんて被害妄想な…と思ってルソーの伝記を読んだ。ずいぶな目に遭って、こういうことを独白するのも分かりすぎる。諦めの境地から悟りの境地へ至る道筋のようなものが微に入り細に入り書かれている本でもある、気がする。半分以上言ってることがわからなかったので、時間...

冒頭からぐっときて読み込む。なんて被害妄想な…と思ってルソーの伝記を読んだ。ずいぶな目に遭って、こういうことを独白するのも分かりすぎる。諦めの境地から悟りの境地へ至る道筋のようなものが微に入り細に入り書かれている本でもある、気がする。半分以上言ってることがわからなかったので、時間をおいて再読。

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2025/05/20

しばしば危険思想と目される人物による書籍だけあって、晩年の作品にも関わらずきわめて強烈かつ異様、芳醇な毒気を放っている。この作品は読む劇薬だと思う。僕も例にもれず、短い作品ながら頭がクラクラする思いだった。 この毒気は一読に値する。曖昧かつ内省的な文章が延々と並んでいるように見...

しばしば危険思想と目される人物による書籍だけあって、晩年の作品にも関わらずきわめて強烈かつ異様、芳醇な毒気を放っている。この作品は読む劇薬だと思う。僕も例にもれず、短い作品ながら頭がクラクラする思いだった。 この毒気は一読に値する。曖昧かつ内省的な文章が延々と並んでいるように見えるが、よく読めばすごい妖気だ。後のカントやトルストイが生涯かけて愛読したように、これはハマる人には途轍もなくハマる内容だ。 しかし一人の人間が必死に生きようとした、その軌跡の末尾として作品を見るならば、この著者にも共感を多く見出せるだろう。 小説にも哲学書にもカテゴライズしがたいが、その作品は紛れもなく文学だった。 この闇属性にはニーチェや太宰にも通じるものが含まれている。訳者の読み応えのある解説文にあった文言をつなぎ合わせて、僕は著者を『愛すべき邪悪』と呼びたい。 内容は人間社会への憎悪が主で、綺麗なバラに棘ありとの言葉通り、見た目(原文)は非常に美しいフランス語で書かれているらしい。 僕はこの訳者が好きなのだが、この本でもその美しく繊細な訳文は健在だ。原文のイメージを比較的に保っているのではないだろうか。蛇足だが、表紙が洗練されていて非常に美しい。

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