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天のろくろ

アーシュラ・K.ル=グウィン【著】, 脇明子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ブッキング/ブッキング
発売年月日 2006/04/01
JAN 9784835442211

天のろくろ

¥2,750

商品レビュー

4.4

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2024/01/06

夢による現実改変をテーマとしたル=グィンのSF。1972年ローカス賞受賞作。本書は2006年の復刊版。 青年オアの見た夢が現実になってしまうことに気づいた精神科医のヘイバー博士が、彼の能力を利用して世界を改変しようとするお話。フィリップ・K・ディックの作品と言われてもまったく違...

夢による現実改変をテーマとしたル=グィンのSF。1972年ローカス賞受賞作。本書は2006年の復刊版。 青年オアの見た夢が現実になってしまうことに気づいた精神科医のヘイバー博士が、彼の能力を利用して世界を改変しようとするお話。フィリップ・K・ディックの作品と言われてもまったく違和感がないほどディック的な現実崩壊感。確かディック自身もどこかで本作について言及していたと思う。おとなしい主人公の性格、マッドサイエンティスト的な科学者、理想的なヒロインと、3人の登場人物のバランスがよく、どこかでみたような物語でありながら、非常に心地よい着地をするのが好き。ル=グウィンのSFは「闇の左手」「所有せざる人々」の方が有名だと思うが、夢と現実をメインテーマとしながら、病んでいく近未来的社会への倫理観や、恋愛や結婚観などがサブテーマとして織り込まれている本作の重層的なストーリーは一見の価値あり。個人的には最高傑作だと推したい。 P159 「君は物事を変えるのでも人生を変えるのでもない。時空連続体をすっかり取り替えるんだ」

Posted by ブクログ

2018/09/17

アースシーを読んでから、和訳の翼猫と、こちらの『天のろくろ』を読んだので、翻訳の限界を感じずにはいられない。『天のろくろ』というタイトルも悪くはないが、The Lathe of Heaven"は章始まる前に逐一と荘子の引用があるように(ユーゴー、ハーン、ウェルズその他も...

アースシーを読んでから、和訳の翼猫と、こちらの『天のろくろ』を読んだので、翻訳の限界を感じずにはいられない。『天のろくろ』というタイトルも悪くはないが、The Lathe of Heaven"は章始まる前に逐一と荘子の引用があるように(ユーゴー、ハーン、ウェルズその他も)、天鈞のことであろう、ユニバーサルバランスというか、いわゆるスターウォーズのジェダイのフォースのようなバランス。ストーリーは主人公ジョージ・オア(ジョージ・オーウェルからつけられていると思われる)が見た夢が現実になるという設定で、ポシティビストの科学者ハーバーとオアの対比が興味深いが、語彙に違和感をもつ箇所が多くとてももどかしい。そんな感じで細かくモヤモヤはするが、とても面白いSF作品。宇宙人や無茶設定も多いが、オアとハーバーの両極端にブレのなさが妙に全てを繋げている。ラストが妙に丸く収まり読了感も悪くない。

Posted by ブクログ

2014/10/11

[ 内容 ] 青年オアの悩みは、自分が見た夢が現実になってしまうこと。 そんな彼が訪ねた精神科医のヘイバー博士は彼の能力を利用して世界を改変しようとする…。 『ゲド戦記』のル=グウィンによる「夢」と「現実」をテーマにした近未来SF。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ ...

[ 内容 ] 青年オアの悩みは、自分が見た夢が現実になってしまうこと。 そんな彼が訪ねた精神科医のヘイバー博士は彼の能力を利用して世界を改変しようとする…。 『ゲド戦記』のル=グウィンによる「夢」と「現実」をテーマにした近未来SF。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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