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アイの物語

山本弘【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川書店
発売年月日 2006/06/02
JAN 9784048736213

アイの物語

¥770

商品レビュー

4.3

61件のお客様レビュー

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2022/09/11

とあるアンドロイドと、語り部の物語。 ヒトとアンドロイドの、もしくは虚構の世界にあった何かとの、ふれあい。 絶対的な正義、とか、間違いの無い世界を描いてみても、最終的にヒトやアンドロイドがたどり着くのは、矛盾に満ち溢れた現実世界というのは興味深い。

Posted by ブクログ

2022/06/15

連作短編集。 どの話も面白く、引き込まれた。 「紫音がきた日」なんて、珍しい題材の話だが、とても良かった。 他の本も探して読みたいな。 SFが苦手な人にもお薦め。

Posted by ブクログ

2020/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目次 ・第1話 宇宙をぼくの手の上に ・第2話 ときめきの仮想空間(ヴァーチャル・スペース) ・第3話 ミラーガール ・第4話 ブラックホール・ダイバー ・第5話 正義が正義である理由 ・第6話 詩音が来た日 ・第7話 アイの物語 機械の知能が人間を超えた時、機械は感情をもつことができるのか。 機械が感情を持った時、機械は人間を淘汰しようと考えるのではないか。 機械より劣る存在として。 人間が機械に制圧された、遠い未来。 主人公はアンドロイドたちの目をかいくぐって、コロニー間を”語り部”として渡り歩いている。 しかしある時、一人のアンドロイドに狙われ、けがをして動けなくなる。 その時アンドロイドは、毎日ひとつの話を主人公に聞かせるのだ。 それは、機械と人間が共存する、平和で温かい世界。 しかし真実は…。 これ最初に書かれた「ときめきの仮想空間」は、1997年の作品。 アバターが仮想空間の中で生活したり冒険したり、おしゃれしたり部屋の模様替えをしたり。 そう、これはまるでピグライフ? 第1話はタイトルの「宇宙をぼくの手の上に」だけで、にやけてきちゃう。 フレドリック・ブラウンの短編集のタイトルですな。 内容はネットの中のコミュニティでSF小説をリレーで作る仲間が、現実世界で窮地に陥った少年を物語の力で救う話。 ”現実逃避?笑いたければ笑うがいい。確かに〈セレストリアル〉という船は実在しないかもしれない。しかし、クルーの結束や信頼や友情は、まぎれもなく実在するのだ。” 人間のために作られた機械だったはず。 人間に危害を加えないように。 人間を不幸にしないように。 しかし、個々の人間の望む者はそれぞれで、何が不幸で、何が希望かは単純に数値化できない。 ”ヒトは正しく思考することができません。自分が何をしているのか、何をすべきなのかを、すぐに見失います。事実に反することを事実と思いこみます。他人から間違いを指摘されると攻撃的になります。しばしば被害妄想にも陥ります。これらはすべて認知症の症状です。” 介護用アンドロイド詩音が見つけた真理。 それでも、いや、だからこそ、だろうか。 AIたちは人間の幸福のために存在する。 機械に心があろうとなかろうと、こんなに優しい存在ってある? 最終話の「アイの物語」では、アンドロイドたちが長い年月をかけて人間たちにしてきたことの本当の意味を知ることになる。 そしてこれからしようとすることも。 これは、オーバーロードやオーバーマインドになることのできない人間のための「幼年期の終わり」なのではないか。 ”たとえマシンには勝てなくても、ヒトには誇るべき点があるということを。 それは夢見ること。理想を追うこと。物語ること。 宇宙への旅、心を持つロボット、正義が正義である世界―「そんなのはただの夢物語だ」「理想論だ」「荒唐無稽だ」と嘲笑されながらも、多くのヒトが夢を語るのをやめなかった。自分たちのスペックの限界を超えた高みを目指した。その夢がついには月にヒトを送り、マシンたちを生み出した。” 何一つAIに勝てない人間だけど、これは壮大な人間賛歌だ。 読後感、めっちゃよし。

Posted by ブクログ

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