頭がよくなる四字熟語力

齋藤孝【著】

• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川書店
• 発売年月日: 2006/06/02
• JAN: 9784048839532

商品レビュー

2021/07/09

四字熟語をサラっと使えると何となくカッコ
いいと思いませんか。

「ここは捲土重来を期して、一旦は引きさが
ろう」なんて言うと知的ムードがグンと増し
ます。

さらにこの四字熟語に「力」を付けて「捲土
重来力」として名付けてしまうと、さらに反
骨のパワーを感じさせます。

一方で四字熟語には、ネガティブな意味を持
つものもあります。

「我田引水」は自分勝手な意味で使われます
が、ここにも「力」を付けて「我田引水力に
よって、私はすべてを自分のパワーに変えま
す」と言えば、失敗も次なる成功への源とし
て成長している感があります。

このようにすべてを自分に引き入れて考えて
みるのが四字熟語力です。

国語辞書をすべて読み直したくなる一冊です。

2011/12/11

　読まなくても良かった。表題から受ける印象が既に、頭悪そうなんですけど。
　構成が駄目。文脈力が云々と述べるのであれば、筋を通すべきだと思う。
　筆者の主張は、どれもフワッフワした土台の上に築こうとしているもので、
　すっごく気持ち悪い。根拠が雑。引用も雑。だそうだ。無理がある解釈が
　異様に短文になっている点も気持ち悪い。この本の主題を端的に四字述語で
　記述した(であろう)終章に期待することにして、苦々しくも読み進めたが、
　駄目。徒労。残念。他の四字熟語の書籍を当たらないと。語源とか誠実に
　記述された文献が読みたい。