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雪月花の数学 日本の美と心に潜む正方形とルート2の秘密
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社/祥伝社 |
発売年月日 | 2006/07/24 |
JAN | 9784396612726 |
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8件のお客様レビュー
タイトルに魅かれて読みました。「雪月花の数学」、2006.8発行、数学的見地から見た「美」でしょうか、桜井進氏の作品です。西洋が黄金比(1:1.6 あるいは5:8)に対して、日本は白銀比(1:1.4 あるいは1:√2)。日本人が愛するのは正方形と白銀比、和算、生け花、俳句、建築、...
タイトルに魅かれて読みました。「雪月花の数学」、2006.8発行、数学的見地から見た「美」でしょうか、桜井進氏の作品です。西洋が黄金比(1:1.6 あるいは5:8)に対して、日本は白銀比(1:1.4 あるいは1:√2)。日本人が愛するのは正方形と白銀比、和算、生け花、俳句、建築、生活様式など。平安京は120m四方の正方形から、畳は2畳で正方形、桝、折り紙、風呂敷など。内容的にはわかりやすい部分とそうでない部分(数式など)が半々でした。
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◆結論 ~ 星の数 ~ ★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%) ◆感想文 ~ 読む前、読んだ後 ~ ◇読む前の感想 はまりつつある桜井進さんの数学本。この方は数学や数字が少しでも絡む事柄には造詣が深く、いつも驚かされます。 この本は...
◆結論 ~ 星の数 ~ ★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%) ◆感想文 ~ 読む前、読んだ後 ~ ◇読む前の感想 はまりつつある桜井進さんの数学本。この方は数学や数字が少しでも絡む事柄には造詣が深く、いつも驚かされます。 この本は図書館で見つけました。この本を探していた訳では無く、図書館で手にとって、「あ。これも桜井さんやー」って感じで。 で、借りました。(^^) ◇読んだ後の感想 何これ!?(@□@)!? 表紙に富嶽三十六景がデザインされていますが、この曲線にビビりました! 凱風快晴(がいふうかいせい)の富士山の稜線と、y=e^x のグラフ。 完全に一致します・・・。近いとか、似ているとか、そんなレベルではありません。「完全に」です。 まじでか!! 「凱風快晴」ってどんな絵?・・・という方は以下URLをご参照ください。 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/57/Red_Fuji_southern_wind_clear_morning.jpg ・・・と、このような知識からして、著者の数学に対するほとばしる愛情を感じることができます。 本書の中で特に面白いと感じたところを箇条書きにします。 (ページ数のある段落が引用です。無いのは私の感想です。) ・何のために数学をするのか。私にとって、それはあまりに明らかなことだった。そこに感動があるからだ。(P3) これは著者の言葉です。いいですねぇ。親近感が湧きます。(^^) ・「4寸×6寸」から「四六判」と呼ぶ。本書も四六判である。(P52) 因みに四六判は「しろくばん」と読みます。 ・ちなみに漸化式の「漸」とは「ようやく」とか「じわじわ」という意味で、文字自体は木の車に斧を入れてできた隙間に、水が「じわじわ」しみ込むことを表している。漸化式はじわじわ解いてゆくのだ。(P70) ・嚆矢(こうし)・・・先端に鏑(かぶら)という、飛行時に大きな音を出す装置を付けた矢。会戦の始まりを知らせる用具として使われた。上記の意味が転じて、ものごと の始まり。 ・矯めつ眇めつ(ためつすがめつ)・・・意味や解説。あるものを、いろいろの方面からよく見るようす。狙いをつける・じっと見る意味の「たむ(矯む)」。片目を細めて見る意味の「すがむ(眇む)」。 ・数はそれこそ無限にある。だが、無限にある数を作っているのは素数なのだという考え方もできるのだ。「数は無限にある」と言ってしまえば、身も蓋もないし、第一面白くない。むしろ「素数たちが無限の数の世界を作っている」と考える。(P111) ・この「うなり」を音楽用語で「ピタゴラスコンマ」と言う。(P122) ・日本では昨今、この円周率を「約3」とする教育が物議を醸したが、愚の骨頂と言うべきものであろう。円周率を求める行為こそは数学の本道であり、王道である。(P148) ・前述したとおり、日本人は数学にある意味で憧れを抱き、子どもたちは誰もが最初は数学ができる人になりたいと思っている。それが何かで挫折した結果、裏返しで「数学嫌い」になっている。しかし「嫌い」ということは「好きになりたい」と同義なのだ。(P172) ・「数学とは、生命の燃焼です」(P176) 故 岡潔(おかきよし)博士の文化勲章受章の際の逸話 ・オイラー自身が驚き、多くの人々を魅了してきた驚異の観形式である。(P187) オイラーの公式のこと ・数学は「理科系」の「科学」と捉えられがちだが、これまでのように見てくれば、本質は万物の真理を解くための思想にまで高められた、大いなる哲学と言えるのではないだろうか。(P189) ・もう1枚、有名な作品を掲げよう。同じく「富嶽三十六景」から「神奈川沖浪裏」である。ゴッホが激賞し、ドビュッシーがインスパイアされたという傑作だ。(P190) フィボナッチ螺旋・・・。(汗) (参考:評価基準) ★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(10%) ★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%) ★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%) ★★:暇な時間で読めば良い(20%) ★:読んでも良いが強く薦めない、他にもっと良い本がある(20%)
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去年ぐらいから算数ネタに興味があるのですが、これは読み物なのでさらっと読める本。 内容が自分の形の法則にストライクなので、ちょっと興味深くて手に取りました。 自分の作品の寸法比率に1.6と1.4(√2)が混在するのが不思議だったのですが、 これは日本人の感性のようです。 意外、と...
去年ぐらいから算数ネタに興味があるのですが、これは読み物なのでさらっと読める本。 内容が自分の形の法則にストライクなので、ちょっと興味深くて手に取りました。 自分の作品の寸法比率に1.6と1.4(√2)が混在するのが不思議だったのですが、 これは日本人の感性のようです。 意外、というか なるほど、というか そんな感じ。
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