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わたしはCIA諜報員だった 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/集英社 |
発売年月日 | 2006/07/19 |
JAN | 9784087605105 |
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わたしはCIA諜報員だった
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わたしはCIA諜報員だった
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借りたもの。 スパイにあこがれた少女がCIAに入局……するのだが、そこで待っていたのは、 ケース・オフィサー(工作員)の回顧録は、どこかコミカルで皮肉っぽく書かれた文章に、女の子の日記を読んでいるかのよう。 同僚の経歴も多様で、6か国語を操る頭のいい男だが一般常識がない(!)ウ...
借りたもの。 スパイにあこがれた少女がCIAに入局……するのだが、そこで待っていたのは、 ケース・オフィサー(工作員)の回顧録は、どこかコミカルで皮肉っぽく書かれた文章に、女の子の日記を読んでいるかのよう。 同僚の経歴も多様で、6か国語を操る頭のいい男だが一般常識がない(!)ウォレン、イェール大学出身の教養人アーロン、元警官ロブ、元海兵隊のガンホ・アイク……多様な人材はエリート意識が高く´鼻持ちならない傲慢な連中の集まりだった(p.62)’との事…… 仕事内容は、収集された情報の整理といったデスクワークや(仄めかされているだけなので実際行ったかは不明だが)現地での調査、情報提供者のスカウトなど。 過去の二重スパイの経緯により偽装に神経質になるものの、あまり意味がないとか…… それでも諜報活動に偽装はつきもので、それに神経を尖らせる。プライベートでも仕事に関する事は“偽装(嘘)”を語らねばならず´境界線がぼやけてくる’という話、 精神的に負担も多いとも感じた。 当然、ハリウッド映画のような華やかな(?)事は無いのだが、なかなか緊迫感のあるものがあった。訓練でも実際の爆発物の作成や潜入、索敵任務があったり、捕虜体験まで! 準軍事的(PM)訓練では、本当に海兵隊の訓練のようなことをしている。野上武志『まりんこゆみ(2)』( https://booklog.jp/item/1/4063695131 )の新兵訓練を思い出した。 実際の仕事はバルカン諸国――ヨーロッパの火薬庫――で戦争犯罪者の追跡、情報提供者の開拓。 その過程でマケドニア(まだ北マケドニアではない)、アルバニア、ブルガリアの歴史の爪痕を垣間見、CIAの諜報活動にはお金がかかることを知る。 何となく、田素弘『紛争でしたら八田まで』( https://booklog.jp/item/1/4065189209 )を彷彿させられた。 トレイシー・ワルダー『対テロ工作員になった私』( https://booklog.jp/item/1/4562071532 )とも併読。こちらの本の方が『対テロ工作員』よりも時系列は前。 こちらの本では、CIAの人間でありながらテロの予見・知識を自分が持っていなかったことに衝撃を受ける。 それらもきっかけとなって、著者はCIAを退職する。 最後は著者の揺れ動く心、女性として、ライフスタイルについて…自身を見つめなおすことに割いていた。 映画『キングスマン』( https://booklog.jp/item/1/B01EHDFAV4 )の主人公たちの訓練風景も、こうしたものをモデルに制作されたのだろうか?
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著者は、子供の頃からスパイに憧れ、実際に1998年~2003年にCIAで諜報員として海外で諜報活動をしていました。 CIAに入局の試験から、諜報員になるための訓練の様子、バルカン諸国での諜報活動の様子、9.11のニューヨークのテロ事件を境に自分の諜報活動に疑問を持ち、辞職するま...
著者は、子供の頃からスパイに憧れ、実際に1998年~2003年にCIAで諜報員として海外で諜報活動をしていました。 CIAに入局の試験から、諜報員になるための訓練の様子、バルカン諸国での諜報活動の様子、9.11のニューヨークのテロ事件を境に自分の諜報活動に疑問を持ち、辞職するまでについて書かれています。 諜報活動をするにあたり、偽名を使い、親しい友人にも、恋人にも自分の仕事について話すことも許されない。スパイであることがバレないか、誰かに監視されていないか、いつも廻りに気を配る生活。 007ばりのスリルのあるスパイ活動を、ほんのちょっと期待して読んだので、少しがっかり。でも、現実は地道なのね。
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ハーバード出のエリート女性が憧れのスパイになり、辞めるまでのちょっとした日記。 どこまで本当のことかわからないけれど、事実は小説よりも奇、の部分があって面白い。 特に入局後の準軍事訓練。車で尾行されていることを見破ったり(怪しい車の色やナンバーを太ももにメモしておく)、ジャ...
ハーバード出のエリート女性が憧れのスパイになり、辞めるまでのちょっとした日記。 どこまで本当のことかわからないけれど、事実は小説よりも奇、の部分があって面白い。 特に入局後の準軍事訓練。車で尾行されていることを見破ったり(怪しい車の色やナンバーを太ももにメモしておく)、ジャングルを這って進んだり、最後には拉致されて数日間捕虜としての扱いを受けるくだりなど、地球のどこかで今日も行われていると思うと、すごい人が居るもんだと思う。 そうした訓練を通して著者は「自分たちの強さに驚いたし、それ以上に自分たちの弱さに驚いた。中略。自分の死と向き合ったときには、恐怖と罪悪感、自己防衛本能と寂しさが入り混じり、涙が溢れ出たのにも驚いた」が、その心理描写はとても弱いので残念。やっぱりそこは小説のほうが強い。 そしてスパイ生活の実態と、911でのCIAの失態に失望して、彼女は辞めてしまうのでした。 へー度 ★★★☆☆ 翌日から背後が気になる度 ★★★★★
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