おすそわけ おふくわけ

小野藤子【著】

• 販売会社／発売会社: 文化出版局/文化出版局
• 発売年月日: 2006/05/02
• JAN: 9784579209767

商品レビュー

2013/01/07

自分でつくった、なんとはないものをおすそわけする本。
保存食やちいさいおかずとか。
おすそわけ の語源は 御福わけ なんだって。
作りたくなるねぇ。

2011/10/06

レシピを見ていると確実に美味しいと思いました。自宅のお部屋で甘い干柿作り。そんなステキな時間を持ちながら華やかな外見だけの料理ではない自分にとってのオイシイモノ。

2010/09/18

先日、家人がた～くさん「未熟りんご」をもらって帰ってきました。
そのまま食べてみてもいまいちおいしくない。
じゃあ、ジャムにしてみよう！というわけで、
カラメルりんごジャムを作り、友人たちにおすそわけしました。

しかし、「お裾分け」って、古風な言葉ですね。
もともと、「裾の方のもの」⇒「つまらないもの」
という意味を含んだ言葉であるらしく、目上の方には使わないほうが
無難みたいです。
その代わりに「お福分け」という言葉があるらしい。
私はこの本を読んではじめて知ったのですが。

おすそわけする品物として、いろいろな保存食のレシピ、
およびその品にまつわるエピソードが綴られています。
レシピのジャンルも多彩。
さらっと作れそうな佃煮やふりかけ、ちょっと時間をかけて作る漬物や、
果実酒、梅干など。かわったところではからすみなども。
どれもこれもたくさん作るからこそおいしいものばかり。
だからおすそわけに適しているわけですね。

おすそわけって、要するにいわゆる「手前味噌」な訳で、
いまだにちょっと構えちゃう部分があります。
おすそわけ・おふくわけが、この著者のようにさらっと
さりげなくできるようになるまでには、まだまだ修行が必要だなあ。
そういいつつもまたこりずに、ジャムとか「食べるラー油」とか、
たくさん作ってしまうのですが･･････
道は遠し。