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こどもの一生 集英社文庫
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こどもの一生 集英社文庫

中島らも【著】

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こどもの一生 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/集英社
発売年月日 2006/07/25
JAN 9784087460575

こどもの一生

¥330

商品レビュー

3.5

46件のお客様レビュー

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2010/05/28

最初は笑って読んでい…

最初は笑って読んでいけますが途中から怖い話に変わっていきます。ラストは、らもさんらしい結末で感心です。

文庫OFF

2025/11/28

初めて中島らもさんに触れた一冊で、学生時代に読んだのですが 怖かったという印象が強くて 中島らも=怖い小説の印象が今でも抜けません。 ただ、怖いもの苦手ながら読めたんだから面白かったのだと思います。 ガダラの豚も積んでるので、早く読みたいです。

Posted by ブクログ

2025/10/23

瀬戸内海の島に集められた、突発性躁病、軽いうつ病、軽い分裂症など、なんらかの精神障害を患っている五人の患者。セラピー施設に入院、投薬と催眠術で、十歳のこどもに戻り、こどもとしての生活をする。うち一人は、大会社の社長で、精神が十歳になってはいるが、大人の記憶も残っているのか、傲慢な...

瀬戸内海の島に集められた、突発性躁病、軽いうつ病、軽い分裂症など、なんらかの精神障害を患っている五人の患者。セラピー施設に入院、投薬と催眠術で、十歳のこどもに戻り、こどもとしての生活をする。うち一人は、大会社の社長で、精神が十歳になってはいるが、大人の記憶も残っているのか、傲慢な態度やセクハラ行為を繰り返す。それに仕返しをしようとして、残りの四人は山田さんという架空の人物を作り上げたところ、実在するはずのない山田さんが病院を訪ねてきて、こどもたちがつくった設定どおりの行動をし始める。 イカれた社長とその秘書が、頭のおかしい会話をしながら島にヘリで上陸するシーンから始まり、そのカルテが記される。めちゃくちゃ面白い話が始まるんじゃないかと期待したが、なんともくだらないドタバタだった。もともと舞台で上演していたというから、こどもたちの、うんこに始まるしょうもない会話の応酬もありだと思うけれども、小説で読むのはつらいなーと。そう思っていたら、山田さんの登場で一変。らもさんがあとがきに書かれていた狙い通りの、B級ホラーとなっていた。他の人が誰も書かないという点で、「凡百のものを見下ろす傑作」だろう。 興味があったのは、この話の発端が、バーで嫌な奴を煙に巻くために、みんなで示し合わせて架空の人の話をしてやった、ということにあったこと。架空の人を、「知ってる」と、そいつが人言い出したら、人間的信頼が失われてしまうため、危険なゲームである、との分析も。解説のいしいしんじさんが、紹介していたらもさんの言葉、「読んだ後、なんにも残らない、なんにも覚えてない、でも、あ、読んだなあ、って感じだけがある小説」というのも、なるほどなあと思う。なんでもわかっているらもさんが、唯一わからないのが小説だった、だから取り組んだ、というような話も。山田のおじさんが、ひいては、わたしたち全員が、居たり居なかったりする……という、量子力学的な結末には、らもさんはやっぱりおそろしいぐらいに頭がよかったんだなあ、と感じ入った。

Posted by ブクログ