- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
儒教と近代国家 「人倫」の日本、「道徳」の韓国 講談社選書メチエ366
定価 ¥1,650
550円 定価より1,100円(66%)おトク
獲得ポイント5P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/9(土)~11/14(木)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2006/07/12 |
JAN | 9784062583664 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/9(土)~11/14(木)
- 書籍
- 書籍
儒教と近代国家
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
儒教と近代国家
¥550
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
日本と韓国の近代国家成立期における儒学思想の比較。日本が伊藤仁斎に代表されるような脱朱子学的な儒学を核にして、天皇との人倫的つながりを強調する国民国家を形成していったのに対し、李氏朝鮮では朱子学(韓国では性理学と言われることの方が多い)の枠組みで理と気(”理想と現実”と言ってしま...
日本と韓国の近代国家成立期における儒学思想の比較。日本が伊藤仁斎に代表されるような脱朱子学的な儒学を核にして、天皇との人倫的つながりを強調する国民国家を形成していったのに対し、李氏朝鮮では朱子学(韓国では性理学と言われることの方が多い)の枠組みで理と気(”理想と現実”と言ってしまっては乱暴すぎるが…)の議論が展開しつつも、旧来の「理」が先行した滅満興漢的な中華思想を持つグループを崩しきれなかった。それをようやく乗り越え、新たな「理」を核に韓国を国民(民族)国家に育てようとしたのが朴正煕だったのではないか。と、そんなような内容だった気がする。
Posted by
無理に日韓比較をしなくてもよかったのではないかと思われた。ただ、特に韓国については高麗末期の朱子学受容から、朝鮮後期の開化思想まで駆け足で非常に上手くまとめられていて有用です。個人的に面白いと思ったところが、韓国の近代国家の樹立について。朝鮮末期以来の至上命題だった朝鮮人民自身の...
無理に日韓比較をしなくてもよかったのではないかと思われた。ただ、特に韓国については高麗末期の朱子学受容から、朝鮮後期の開化思想まで駆け足で非常に上手くまとめられていて有用です。個人的に面白いと思ったところが、韓国の近代国家の樹立について。朝鮮末期以来の至上命題だった朝鮮人民自身の手による朝鮮の近代国家化は、植民地支配と朝鮮の内部的要因により頓挫せざるを得なかったけれど、著者は思想史の観点から近代国家の成立を63年の第三共和国成立以降とし、大統領に権力を集中させた悪名高い72年の維新憲法を再評価していて、最後の方に付け足しの感じで簡単に説明しているけれど、一番気になったところでした。あと日本のところで伊藤仁斎の人倫論(著者は仁斎の専門家らしい)を日本の近世儒教を語る上ですごく重要視しているがそうだったんだっけ。宿題。
Posted by