黒い朝、白い夜

岩井志麻子【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社/講談社
• 発売年月日: 2006/05/30
• JAN: 9784062131575

商品レビュー

2019/07/08

「黒い朝、白い夜」、タイトルを見て、普通は逆ではないかと思い、その不思議性に着目して読んでみました。岩井志麻子さん、開架でよく目にしてますが初めてかもしれません。小説家だけどもテレビタレントのようでもある、なかなかアグレッシブな方なんですね。この本は２００６．５発行、著者４０数歳の作品です。実生活の紹介のような印象を受けました。ホーチミンに愛人、ソウルに内縁の夫、東京に好きな男が何人か、自宅（歌舞伎町）の近くのマッサージ店に情夫の中国青年・・・。さまざまな愛に生きてらっしゃいます。

2009/12/29

これってほぼエッセイ、だよね。私小説としても読めるのかな。
非常に淫靡なのだけど、やたら淡々とした読み心地。頽廃的で美しい気もする。岩井さんの作品にしては「怖いほどの情念」は薄いかな。不思議な読み心地でした。

2008/07/04

自伝的小説。ベトナムと韓国と中国人の男との３股。娘に嫌われ、息子に慕われる。こんな自己満足を本にするな。