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新世界(5th) 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2006/08/20 |
JAN | 9784309407999 |
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新世界(5th)
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新世界(5th)
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
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休眠やTRANを重ね知恵を使って出し抜き合いながら生き長らえた登場人物達が、物語の終息とともにあっけなく命を落としていく。救いようの無い結末なのか、残酷な運命を背負わされた一時代の終わりなのかと言われれば、後者だと捉えたいなと思いました。各々の欲望に駆られて複雑に絡み合った種族間のカーストが、上位者達の死によりリセットされる兆しというのが、最後のHARASSの子の誕生に表現されているのかなと。聡明で立派なHARASSの子が、シュイ達の生きた世界とは異なる新世界を築いてくれる事を期待したいな。
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シュイがとことん報われなくて悲しい。 主要な登場人物はみんな死んでしまったっぽいのも…あんなにグロテスクだったミュラーに至ってはナレ死レベル。 長野作品では最も多く大人が出てきたのも珍しかったです。どの大人もそれぞれの冷酷さがありました。 目に包帯した白い服の少年、あれがソレンセ...
シュイがとことん報われなくて悲しい。 主要な登場人物はみんな死んでしまったっぽいのも…あんなにグロテスクだったミュラーに至ってはナレ死レベル。 長野作品では最も多く大人が出てきたのも珍しかったです。どの大人もそれぞれの冷酷さがありました。 目に包帯した白い服の少年、あれがソレンセンの本当の息子だったのかな。 ミンクでイオの産んだ子どもはこのあとどうなるのか…碧と銀杏(の翡翠の方の色だと思う)のオッドアイって凄い。 白い沙の地を舞う焔の蝶の景色の鮮やかさ。イオはこれからずっとここを彷徨うの…? 寂しく、虚無なラストでした。謎は謎のままで。
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1〜5までの感想。 何十年ぶりかで再読。メモしながら読んで、なんとなーく理解した。かも。 以前読んだのは単行本だったので、文庫のあとがきに、植物の性別シフトの擬人化、と書いてあって少し納得…。ちょっと読み方が変わる… 人格も入れ替わり、記憶にも意味がなくて、なんのために生きているのかよくわからない。そんな中で、なぜかソレンセンを敬慕し続けるシュイがつらい。あれはもう、最初に出会ってしまったから…みたいなことなのか?? 「生きていた何の形跡も遺さずに消滅したい」というシュイの希みは、昔読んだときには激しく同意したし甘美なものに思えた。今もできることならそうしたいと思う。 でも、テレビジョン・シティとはまた違ったラストで、これは救いなのか?シュイの希みは叶ったような?どうなんだろう… 今もむかしも好きなのはレト。けなげ… そして今読むと、エヴァがなんだか愛しく思える。
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