河畔に標なく
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河畔に標なく

船戸与一【著】

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河畔に標なく

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/集英社
発売年月日 2006/03/30
JAN 9784087748048

河畔に標なく

¥110

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2023/07/06

消えた200万ドルを探して様々な思惑の人間がミャンマーの密林に入っていくサスペンス。 ミャンマーの政治状況や少数民族についてある程度知っていないと読むのが結構大変な小説だった。 高野さんのミャンマーについての本を何冊か読んだ後にこの本を読んだから背景を理解できたけど、背景を理解...

消えた200万ドルを探して様々な思惑の人間がミャンマーの密林に入っていくサスペンス。 ミャンマーの政治状況や少数民族についてある程度知っていないと読むのが結構大変な小説だった。 高野さんのミャンマーについての本を何冊か読んだ後にこの本を読んだから背景を理解できたけど、背景を理解していても前半は見慣れない名前や固有名詞が多くて読むのが大変だった。ただ後半からは引き込まれてあっという間に読めた。 「ミャンマーの柳生一族」を読んだ後にこの本を読んだので、あの取材からこんな小説が出力されることには驚いた。

Posted by ブクログ

2022/12/23

著者については、高野秀行氏の『ミャンマーの柳生一族』で知った。 ミャンマーを舞台にした小説を書く為に、何度も現地入りしていた高野氏を取材旅行の同伴者に指名。旅の末に出来上がったものが本書である。 「現地に行けばアイデアも浮かぶ」と終始マイペースだったが、ちゃんと観察やネタ集めをさ...

著者については、高野秀行氏の『ミャンマーの柳生一族』で知った。 ミャンマーを舞台にした小説を書く為に、何度も現地入りしていた高野氏を取材旅行の同伴者に指名。旅の末に出来上がったものが本書である。 「現地に行けばアイデアも浮かぶ」と終始マイペースだったが、ちゃんと観察やネタ集めをされていたのかと読んでいて思った。(普通に失礼…笑) 参考文献一覧には高野氏の『ビルマ・アヘン王国潜入記』『西南シルクロードは密林に消える』も記載されており、先輩風を吹かせながらも何だかんだで彼を当てにしていたんだな、とにんまり。 ミャンマーの密林に200万ドルを乗せたヘリコプターが墜落。その出来事を軸に登場人物らの運命が交錯する。 年の瀬に読むにはヘビーなもんを選んじゃった気もするけど、時間も忘れて思わず読み耽っちゃった(*・・) クライムとサバイバルのごった煮。私欲にまみれた軍部に現地の裏社会だったりと、少なくとも主要登場人物のほとんどがダーティーなバックグラウンドをお持ちだ。それぞれの目的は違えど、全員お金で動いている。 更なる背景にあるのは、やはりミャンマーの政情不安だろう。それに登場人物らのバックグラウンド・私情が絡まり、そのせいでルイ・リン(登場人物の一人で家具商の青年)のような一般人も手を染めざるを得なくなったのだから、本当に救いようがない。 「この国は広い。[中略]そこにあまりにも多くの民族が混在してる。たったひとつの価値観で全体を推し計ろうとするのは無理なんだ」 本書には、高野氏がアヘン栽培で滞在していたワ州も登場。(不覚にも笑った) 写真がなくても何となくイメージ出来たし、こりゃ冗談抜きで高野氏本3冊を読んでから臨んだ方が良いかも。 本当にネタを現地調達してきたんだな。 それらの材料を合わせてクライム&サバイバルものが仕上がったわけだが、緊迫感が本物に近くてずっとハラハラしていた。船戸氏の著書を読んだことがないのも大きいが、本当にあの行き当たりばったりな”おっちゃん”が書いたものなのか疑わしくなってきたくらい。(「ジャーナリストかクライム小説に秀でた外国人作家?」) 高野氏と同様早大探検部ご出身だから、山越えや武装集団との遭遇で見られた緊迫感は、そのご経験から仕入れてきたものだろうか。 「人間には運とか附きとかいうものがあることをこの齢にしてようやくわかった。そういうものはあらかじめ量が決まってるんだ。それを使い果たしたら、すべては終わりだと思え」 全員お金で動いているし、「生」への執着も強い。 生きる気力を削がれることがあっても、自身の生きる目的までは見失わなかった。(生き残るための手段は相変わらずダーティーだったが…) 彼らのその後をここまで気にかけるような話は、この先そう簡単に出てこない気がしている。(「気になる」ではなく「気にかける」。ここ大事!)

Posted by ブクログ

2019/10/27

高野秀行さんの「ミャンマーの柳生一族」を読んで、この本に辿り着く。船戸与一さんの本は初めて。最初登場人物が多くて混乱しましたが、どんどん引き込まれて 一気に読み進みました。面白かった! ハードボイルド小説。 人間の欲は恐ろしい。最後はなんともいえない虚無感。 これって高野秀行さん...

高野秀行さんの「ミャンマーの柳生一族」を読んで、この本に辿り着く。船戸与一さんの本は初めて。最初登場人物が多くて混乱しましたが、どんどん引き込まれて 一気に読み進みました。面白かった! ハードボイルド小説。 人間の欲は恐ろしい。最後はなんともいえない虚無感。 これって高野秀行さんのこと?と思われる記述がありました! 高野氏の「アヘン王国潜入記」を読まれている方はわかるかも…!

Posted by ブクログ