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深淵のガランス
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北森鴻【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/03/29
JAN 9784163247205

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商品レビュー

3.9

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2017/08/06

花師であり絵画修復師でもある佐月恭壱を主人公とした中編2編。 北森鴻は、面白いには違いないが、興に乗るまでに時間を要する作家。 今回も読み終えてみれば、真相、ストーリー展開、何より絵画修復の世界が面白かった。 「深淵のガランス」大正末期に活躍した画家の孫娘からパリの街並みを描い...

花師であり絵画修復師でもある佐月恭壱を主人公とした中編2編。 北森鴻は、面白いには違いないが、興に乗るまでに時間を要する作家。 今回も読み終えてみれば、真相、ストーリー展開、何より絵画修復の世界が面白かった。 「深淵のガランス」大正末期に活躍した画家の孫娘からパリの街並みを描いた絵の修復を依頼される。画家のモデルは藤田敏嗣か。 隠された真相はかなりの驚きだった。 「血色夢」洞窟壁画の修復と四分割された一枚の絵の話。 大正期を代表する日本画家で、レゾネ(目録)無しのため贋作が出回りやすく、海外では人気のない・・・実際のモデルがいるのか、ストーリーよりこちらが気になった。 (図書館)

Posted by ブクログ

2014/10/22

花師と絵画修復師という2つの顔を持つ男の話。 どちらの仕事も超一流の腕前を誇り、潔癖とも言える信念を持っている所は、別作品に出てくる旗師の女性に似ている気がする。 主に絵画修復師の仕事にスポットを当てた作品で、話としては2作品が収録されています。 曰くありげな登場人物がたくさん登...

花師と絵画修復師という2つの顔を持つ男の話。 どちらの仕事も超一流の腕前を誇り、潔癖とも言える信念を持っている所は、別作品に出てくる旗師の女性に似ている気がする。 主に絵画修復師の仕事にスポットを当てた作品で、話としては2作品が収録されています。 曰くありげな登場人物がたくさん登場し、どちらもなかなか面白い。 登場人物が出来過ぎている感が少し感じられましたが、旗師の話が面白いと思った方には、同様に楽しめる作品だと思います。

Posted by ブクログ

2012/06/10

佐月恭壱シリーズ。花師と絵画修復師という2つの顔を持つ男。  東銀座の裏通り。「花師 佐月」のオフィスはここに存在する。しかし、絵画修復師としてのオフィスは存在しない。強いて言えば、そこにある黒電話の一角がそれだが、一般的に知らせてはいないため客からの直接の電話がくることはない...

佐月恭壱シリーズ。花師と絵画修復師という2つの顔を持つ男。  東銀座の裏通り。「花師 佐月」のオフィスはここに存在する。しかし、絵画修復師としてのオフィスは存在しない。強いて言えば、そこにある黒電話の一角がそれだが、一般的に知らせてはいないため客からの直接の電話がくることはない。仕事はいつも、ある女性を通してしか引き受けていないのだ。 常のように「例の人」から入った依頼は、長谷川宗司画伯の3点の絵の補修とウォッシング。絵自体は正真正銘画伯の手によって描かれたものであったのだが、そのうちの1点だけは修復前の科学調査であることが判明した。その絵の下には、文字どうりもう1枚の絵が存在していたのだ。しかし下の絵を取り出すためには今までの絵を消去する必要がある。画伯の娘であり依頼人・北条真弓の希望によりそのまま修復することになったのだが、佐月の目の前に、隠された絵に対して強い思惑がある男が現れる。―――『深淵のガランス』 佐月にしては珍しく「例の人」以外を通して引き受けた依頼は、東北地方のある男が偶然見つけ、隠し続けていた洞窟壁画の修復だった。壁画の損失を食い止めるには春の来訪までがタイムリミットだ。壁画の「朱」に魅せられ完璧に修復するために極寒の中で調査をする佐月だったが、直前に片付けた依頼品が分割絵画であったことから、その後のゴタゴタにも知らぬうちに巻き込まれていく。分割絵画の行方、壁画修復の依頼人・多田の不審な言動、「例の人」の意味不明の手紙、佐月に対しての襲撃・・・。そうして、壁画修復の最終段階が迫っていく。―――『血色夢』 2本の「あかい」中編からなる絵画ミステリ。 まず最初に。「ガランス」とはある色を指します。村山槐多という画家が愛し執着した色であるそうで、本編にも紹介されています。どんな色であるかは…そのまま想像しつつ読み進めるのも一興かと思います。(実際、私もしりませんでした…) どうしても知りたいのなら検索してみてくださいナ。 この作者の知識量っていったいどうなってるんだろう…? 北森作品を読むときにいつも考えることなんですが、今回も本当にそう。絵画修復の技術をこと細かく描写されていて圧倒されてしまいます。考古学者シリーズもすごい知識だし…いったいどういう人なんだ北森鴻。「油絵を描いてた」とかいったレベルじゃないんですもん…修復に際して行われる科学技術なんて、ハンパじゃないです。ギャラリーフェイク(漫画・青年誌)も好きで少しは読んでますけれど、あれとは全く違うなぁ…。 単なる絵画修復の話で終わらないのは、まぁミステリだからなんですが(笑)。佐月のこだわり、そして「例のあの人」のトラブル体質の成せるワザではないでしょうかね。女狐さん…私はあちらのシリーズは未読なのですが、興味が湧いてきましたよ。佐月を手玉にとってるカンジがすごく好みだ…v 脇キャラの存在もまた楽しいです。前畑のおっちゃんの侮れなさがいい。普段は憎めないおっちゃんなのに、いろいろヤリ手のようですね…佐月の父と行動してた時の話が知りたいところです。 それと明花ちゃん。申し訳ないが「血色夢」での未使用の器のくだりでは笑わせてもらいました。かわいいなぁv

Posted by ブクログ

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