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ウッふん 講談社文庫
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ウッふん 講談社文庫

藤田紘一郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2006/08/11
JAN 9784062754880

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商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2013/07/18

現代日本人と「ウンコ」の関係について、生物学的な話だけでなく海外ダヤック族の村でのフィールドワーク体験や歴史的観点含めて多角的に捉えたエッセイ。 ウンコ=汚いもの、良くないもの、と考える現代社会人の生き方は文明的な点で発展しても生物学的な面で決して良いように発展してはいない…とい...

現代日本人と「ウンコ」の関係について、生物学的な話だけでなく海外ダヤック族の村でのフィールドワーク体験や歴史的観点含めて多角的に捉えたエッセイ。 ウンコ=汚いもの、良くないもの、と考える現代社会人の生き方は文明的な点で発展しても生物学的な面で決して良いように発展してはいない…という話。実際にウンコやら大腸菌やら回虫やら様々なものが流れる河の下での生活は、体験しようと思ってもなかなかできないもの。 ちょうど筆者の新潟講演の際にこの本を買いサインを貰いました。講演でも海外ではアトピーや喘息に悩む人はいない、肌がとても綺麗、と本書の内容に通じることを語っておられたのが印象的でした。

Posted by ブクログ

2011/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

走り回るゴキブリと室内にふりまく殺虫剤(殺菌剤) 本当に有害なのはどっちだろう? そしてそれは"誰"にとっての有害なんだろう? 子供にとっての永遠のキラー・コンテンツ=うんこ 大人にとっての当面のキラー・コンテンツ=セックス めくるめく下の世界のくさい蓋をあけると 香ばしい生命賛歌が溢れだす・・ 本書のタイトルの裏話もグルーヴィー 当初は「大うんこ」で企画が始まったとのこと さすがにこのタイトルでは購買層が限定されて しまうのでは?という危惧から変更になったとか(笑) 90年代の中頃に読んだ「笑うカイチュウ」以来 親しんできた藤田節。今回はその駄洒落も、 生命賛歌に満ちた下ネタたっぷりの語り口も さらにパワーアップした印象。 本書では、歪みいく清潔狂時代にむけた著者の怒りが 今まで以上にパンクに炸裂していて心地いい。 ニール・ヤングに通じるロック魂を感じる。 ロックンロールを愛する すべての若き野郎どもに捧げたい一冊。

Posted by ブクログ

2011/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「カイチュウ博士」の藤田紘一郎先生が「清潔志向」の行き過ぎた現代日本に警鐘を鳴らす一冊。 いつもの寄生虫の話ではなくウンコの話が中心です。 面白いけど食事前後は避けたほうがいいです。特にカレーの時とか(笑) 前半のウンコとセックス、少子化をからめた部分は同意しかねる部分もありましたが後半のウンコと環境・健康について語った章は、その通りだと思います。 特に最近の原発問題のニュースなどを見ていると「糞尿利用のバイオガス発電」に興味が湧きます。 しかし「清潔社会」に慣れきってしまった現代日本人が「不潔社会」とまではいかなくても「清潔志向」に歯止めをかけることは心身ともに難しいのではないかとも思います。

Posted by ブクログ