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ファインマンの手紙
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ファインマンの手紙

リチャード・P.ファインマン【著】, ミシェルファインマン【編】, 渡会圭子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ソフトバンククリエイティブ/ソフトバンククリエイティブ
発売年月日 2006/04/24
JAN 9784797329155

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2024/05/12

初版を買ってずっと積ん読だったものを、映画『オッペンハイマー』をきっかけに本棚から引っ張り出してきました。ファインマンの書簡集で、年代ごとにまとめられ、意外に読みやすかったです。 序盤は最初の妻アーリーンとの往復書簡がメインになります。アーリーンは肺結核に冒されており、双方の両親...

初版を買ってずっと積ん読だったものを、映画『オッペンハイマー』をきっかけに本棚から引っ張り出してきました。ファインマンの書簡集で、年代ごとにまとめられ、意外に読みやすかったです。 序盤は最初の妻アーリーンとの往復書簡がメインになります。アーリーンは肺結核に冒されており、双方の両親から結婚は反対されていたものの、二人はそれを乗り越え、結ばれます。が、アーリーンは入院生活、ファインマンはマンハッタン計画に参加するためロスアラモスへと離れ離れの新婚生活が始まります。そんな二人の愛と思いやりに満ちた手紙のやり取りには胸が熱くなります。 悲しいことにアーリーンは終戦、いや原爆の完成を待たずにこの世を去ります。1945年7月の最初の原爆実験(トリニティ)に立ち会ったファインマンは、その時の様子をつぶさに母に書き送っています。『オッペンハイマー』におけるトリニティの描写はかなり参考にされているのではないでしょうか。(ただし、ファインマンがボンゴを叩いたという記述はありません)。 ノーベル賞を受賞した際のお祝いの手紙とそれに対する返事も楽しく読めました。『オッペンハイマー』にも登場した錚々たる物理学者たちの名前が並びます。 手紙の内容は、家族、友人、仕事仲間、マスコミ、見ず知らずのファンといった世界中のあらゆる人からの手紙と、それに対するユーモアと誠実さに溢れ、なおかつ理路整然とした返事がつづられていて、人間ファインマンの魅力が伝わってきます。中でも、進路に悩む若者や、子供の教育方針に関する相談に対しては「好きなことをとことんやりなさい(やらせなさい)」というアドバイスを、一貫して送り続けています。それは、ファインマンの生き方そのものであるといえます。 手紙は長いものもありますが、総じて短いものが多いし、どこから読んでも差し支えないでしょう。巻末の付録も手紙の内容を理解する助けになってありがたいです。

Posted by ブクログ

2010/10/20

書店で見かけて、すぐに購入。 「ご冗談でしょう、ファインマンさん」などで垣間見えるファインマンの他人への愛情がよくわかる。 原著も読んでみたいところ。

Posted by ブクログ

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