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さようなら、いままで魚をありがとう 河出文庫
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さようなら、いままで魚をありがとう 河出文庫

ダグラスアダムス【著】, 安原和見【訳】

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さようなら、いままで魚をありがとう 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/河出書房新社
発売年月日 2006/06/20
JAN 9784309462660

さようなら、いままで魚をありがとう

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商品レビュー

3.6

23件のお客様レビュー

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2023/11/03

こちらを含めてシリーズ4作品を読んできましたが、これが一番読んでいて情景が浮かびやすい。 SFではなく地球で起こるラブストーリー。 アーサーが彼女の家に辿り着くまでの前半に関しては、わりとトリップ感あって、ダグラスアダムスはけっこうジャンキーだったんでは?の疑いをまた強める羽目に...

こちらを含めてシリーズ4作品を読んできましたが、これが一番読んでいて情景が浮かびやすい。 SFではなく地球で起こるラブストーリー。 アーサーが彼女の家に辿り着くまでの前半に関しては、わりとトリップ感あって、ダグラスアダムスはけっこうジャンキーだったんでは?の疑いをまた強める羽目にw でもナチュラルにこれ書けるんだったらほんまうらやましいし、楽しいだろうなぁ。世の中こんなふうに見えて考えられたら。 最後マーヴィンが登場してからの、マーヴィンのひとことひとことが沁みます。 自分の中で一つだけ交換せずにいる箇所はどこだと思いますか?のマーヴィンからアーサーへの問い。 本の中では誰もその質問には答えず明かされてないけれどそれはもちろん、傷つきやすく繊細な鬱病のロボット、マーヴィンの心だと私は思いたい。いや、絶対そうだと思う。 読後何度もラストのマーヴィンの言葉思い出して泣いてる。 2001年宇宙の旅のコンピュータ、HALが記憶を抜かれる時に、私は、、、怖い と言ったシーンを思い出してまた泣き。 何より恐ろしいのは人間。 でもマーヴィン、あなたは良き友達と出会えて幸せやったよ!

Posted by ブクログ

2018/09/30

星図にも載っていない辺鄙な領域のさらに遥か奥地に小さい黄色い太陽がある。その太陽の周りを小さい青緑色の惑星が回っている。 この惑星に住むサルの子孫は呆れるほど遅れていて、いまだにデジタル時計を生かした発明だと思っているほどだ。 この惑星の問題は、住んでいる人間たちが不幸ということ...

星図にも載っていない辺鄙な領域のさらに遥か奥地に小さい黄色い太陽がある。その太陽の周りを小さい青緑色の惑星が回っている。 この惑星に住むサルの子孫は呆れるほど遅れていて、いまだにデジタル時計を生かした発明だと思っているほどだ。 この惑星の問題は、住んでいる人間たちが不幸ということであり、その解決法として小さな紙切れの移動が行われている。これは不思議な解決だ。不幸なのはこの紙切れ自身ではないのだから。 そしてある日、それはある男が、たまには人に親切にしようよ、と言ったため木に釘づけされて二千年以上たった日だが、一人の若い娘が世界を善にして幸福な場所にする方法を思いついた。それはうまくいくはずだった。 その直後にヴォゴン星人により地球が消滅させられなければ。 …しかし今度はそうはならなかった。その娘はアーサー・デントと出会うのだ。 ヴォゴン星人により地球が破壊されてから、もつれた網の目のようなわけの分からない状況に引きずり込まれて銀河系を旅してまわったアーサー・デントは、十万光年の旅をして地球に戻ってきた。 なぜ地球があるのだろう?8年前に破壊されたのに。なぜ自分の家があるのだろう?地球が破壊される直前に黄色いブルトーザーで破壊されたのに。 だがその考えはすぐに忘れた。最初にヒッチハイクした車で「ヴォゴン星人の攻撃は半年前であり、あれは集団幻覚だった」と言われたことも、「その時以来地球上からイルカがすべていなくなった」と言われたことも、あまり深く考えなかった。 だって車の後部座席で虚ろに座っていた若い娘さんに心惹かれたのだ。 家に帰ったアーサーは、自分がまだ宙を飛べることを確認し、そして地球に意識を沈ませる方法も試してみた。 その地球の意識の中に、車で出会った娘さんのささくれだった意識を見出す。 アーサーは、自分はついに長い銀河の旅を終えて、荷物に押し潰されたり倉庫に押し込まれることなく移動できて、死ぬまでベッドで眠れて、死ぬまで大気に包まれて暮らせると思っていた。 …しかしそれは間違っていた。 だってアーサーは、車に乗っていた娘さん、フェンチャーチ、通称フェニーと再会したんだ。 フェニーは、半年前のヴォゴン星人による地球爆破から、ずっと世界に対して違和感を覚えているという。 そして彼女は宙に浮くことができるんだ。 現在の現実に違和感を抱くものとして、アーサーとフェニーの距離は縮まる。そして彼らは毎晩イギリスの上空で愛し合ったんだ。 彼らはヴォゴン星人に破壊されたはずの地球がなぜ戻っているのか、なぜその代りにイルカがいなくなったのかを探ろうとする。 アーサーとフェニーは、雨の神に愛され過ぎている男や、イルカに詳しく”精神病院の外”に住む”正気のウォンコ”と会う。 そのころ「銀河ヒッチハイクガイド」の調査員であり、破壊される地球からアーサーを銀河の旅へと連れ出したフォード・プリーフェクトは、「銀河ヒッチハイクガイド」に地球の情報が復元されたことに気が付き、復活した地球の様子を見に来た。 フォードとアーサーは再会していつものドタバタへ。 その時地球には、トカゲを世界の主と勘違いした宇宙人が着陸していた。アーサーとフェニーとフォード・プリーフェクトは、宇宙船に乗り込み銀河ヒッチハイクに出る。 彼らの目的地は、”被造物へ神の最後のメッセージ”が刻まれているという惑星プレリアルターン。 プレリアルターンに辿り着いた彼らは、鬱型ロボットのマーヴィンと再会する。 何度も時間旅行に巻き込まれたマーヴィンは、宇宙の三十七倍も生きてすでにスクラップ寸前だ。 そして彼らはついに”神の最後のメッセージ”へとたどり着いたんだ。 (→「ほとんど無害」へ続く) *** 「銀河ヒッチハイクガイド」3部作の4作目。 …3部作の4作目なんである。 なんでも最初は最初の3冊で終わる予定だったけれど、あと2作続くことになったからこういう事態に。 今度はほぼラブストーリー。作者自身が出てきて「ここからしばらくラブストーリーになるから、興味ない読者は最終章まで飛ばしていいよ」とか言っている(笑) 最後の”被造物への神の最後のメッセージ”は、まあイギリス的しょーもないオチなんだけど、英語での決まり文句らしく、巻末の解説を読まないと日本人にはなんのことやら分かんないよ(苦笑) 作者はここでシリーズ終わるつもりだったようで、これはこれで綺麗にまとまっていた。

Posted by ブクログ

2017/12/29

SFコメディ。シリーズ4作目。 相変わらず意味不明なストーリー。 SF色は強くなく、アーサー・デントのラブストーリーの印象が強い。 所々に面白い会話が散見されるのが好き。

Posted by ブクログ

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