決定版 日本のいちばん長い日 文春文庫
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決定版 日本のいちばん長い日 文春文庫

半藤一利【著】

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決定版 日本のいちばん長い日 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/07/06
JAN 9784167483159

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商品レビュー

4.3

187件のお客様レビュー

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2024/11/15

またすごい本と出会った。何年も前から読もうと思っていた本である。著者の執念に近い使命感を感じる。 タイトルの通り本書は、日本が第2次世界大戦でポツダム宣言を受け入れ、天皇陛下による1945年8月15日正午の玉音放送までの24時間を1時間ごとにどこで何が起こっていたかを克明に追った...

またすごい本と出会った。何年も前から読もうと思っていた本である。著者の執念に近い使命感を感じる。 タイトルの通り本書は、日本が第2次世界大戦でポツダム宣言を受け入れ、天皇陛下による1945年8月15日正午の玉音放送までの24時間を1時間ごとにどこで何が起こっていたかを克明に追ったノンフィクションである。ものすごい迫力である。最後の1日にこんな激しい戦いとドラマがあったことは全く知らなかった。そして、こんなに多くの人々がかかわっていたことも。大臣、官僚、主に陸軍の軍人たち、放送局員、宮内庁の侍従たち、そして昭和天皇がどの場面でどういう決断を下したか。玉音放送の準備の裏話なども興味深かった。当時の人々の体力には圧倒された。 国民の被害を思い苦しむ昭和天皇は、敗戦を受け入れることに迷いはなかった。関係者は2度も天皇の判断を仰いで、それに基づき準備を進めるが、敗戦を受け入れられない将校たちもいた。最後まで反逆のクーデターを企てていた若者たちがいたのだ。 この本の元の取材は1960年代に関係者に対して行われたようだが、著者の取材力とリサーチ力には舌を巻く。写真や記録がよく残っていた。 本書の構成上、写真が掲載されている章と、その人のことが書かれている箇所がずれていて、それがやや残念だった。また、軍人の階級になじみがないので、上下関係がわからず、一覧があればもっとよかった。 読み応えがあり、読後感がずっしりと重い。国家としてこういう経験を経て現在の日本があるのが感慨深い。昭和天皇の印象もかなり変わった。何も美化されておらず、淡々と厳格な時系列で描かれている。日本人なら読んで損はない一冊である。

Posted by ブクログ

2024/10/18

終戦を迎える日を様々な資料をもとに、様々な角度から記録された書。恥ずかしながら、知らないことが多かった。 当時の人々が考え、行動した記録は貴重。 映画も見てみたい。

Posted by ブクログ

2024/09/18

決定版は特に調査も十分にされていて、起きた事実を表現されている。毎年8月に読み直しをしたい一冊。この日に向けて動かれた方々に感謝の念を抱きつつ、戦争を知らない人も含めて日本人全員に読んで欲しい本。難しい表現もあるけど、中学生以上の課題図書にしてもらいたい。

Posted by ブクログ