決定版 日本のいちばん長い日 文春文庫
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決定版 日本のいちばん長い日 文春文庫

半藤一利【著】

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決定版 日本のいちばん長い日 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/07/06
JAN 9784167483159

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商品レビュー

4.3

193件のお客様レビュー

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2025/06/11

・無条件降伏から玉音放送までの24時間が、タイトルの通りとても長く感じられるほど緻密に表現されている ・学校で習ったときは戦争で負けたぐらいしか感じなかったが、この本を読んだ後はただ負けたのではなく、国民の安寧と天皇制の維持を願った苦渋の選択だったのだと実感した ・玉音放送が流れ...

・無条件降伏から玉音放送までの24時間が、タイトルの通りとても長く感じられるほど緻密に表現されている ・学校で習ったときは戦争で負けたぐらいしか感じなかったが、この本を読んだ後はただ負けたのではなく、国民の安寧と天皇制の維持を願った苦渋の選択だったのだと実感した ・玉音放送が流れるシーンに合わせ、Youtubeにある玉音放送(現代語訳)を聞いてみると、自然と涙が出そうになる ・首相と陸相の立ち回りは、部下を持つ全ての人が参考にできる部分があったと思う

Posted by ブクログ

2025/05/20

宮城事件から玉音放送まで。戦いを終わらせるための戦い。森近衛師団長を殺害した時点で、計画は破綻してしまった。ダメ押しで阿南陸軍大臣の自刃だろうか。ポツダム宣言受諾による終戦がいかに紙一重であったかを描いている。

Posted by ブクログ

2025/03/06

「国体」とは 日本では、国の成り立ち、歴史的伝統など万世一系の天皇を長とした国柄を意味し、その特殊性と優秀性を鼓吹する観念として用いられ、明治になって一般化した。 教育勅語(1890)で「国体ノ精華」が強調され、国民教育の理念として国民精神の形成に著しい影響を与えた。 (コトバン...

「国体」とは 日本では、国の成り立ち、歴史的伝統など万世一系の天皇を長とした国柄を意味し、その特殊性と優秀性を鼓吹する観念として用いられ、明治になって一般化した。 教育勅語(1890)で「国体ノ精華」が強調され、国民教育の理念として国民精神の形成に著しい影響を与えた。 (コトバンクより) 内容が濃い上に、当時を生きた人達の考え方が現代を生きる私にはすっと馴染まず読むのに非常に時間がかかりました。エネルギーも使いました。 けれど読んでよかったです。 本書の中に何度も出てくる「国体」。 もちろん見聞きしたことはあり、ぼんやりとその意味を理解しているつもりだったのですが、国体を守ることを何よりも大切とする心情が私には分からない。 なので改めて意味を調べた結果をこのレビューの冒頭に載せました。 そしてようやく理解できた一文を以下に抜粋。 「『大御心』とはなにか、『国体の精華』とはないかという大命題にとっくんでいた。真剣に、それは殺気だつほどの真剣さで。(中略)彼らは教育されていた。全滅か、もしくは勝利あるのみと。彼らに降伏はなかった。陛下を奉じて戦えば、たとえ全滅するもそれは敗北ではない。そうした神秘的な、しかし徹底した観念を吹き込まれていた」 当時を生きた方々を否定することはできませんが、過ちを過ちとして認め、学んでいくことは必要だと思いました。 今の考えに照らし合わせれば死ななくてよい若く尊い生命が自刃によって失われたシーンには涙をこらえることができませんでした。 彼らを自害に追いやったのは当時の日本です。 少しずつでも、もっと戦争のことを知っておきたいと強く思います。 尚、本書を読んでこれまで私の中で印象が薄かった鈴木貫太郎首相に興味が湧きました。 彼に関する本を探して読んでみたいです。 鈴木貫太郎が辞任を決めた時に言ったらしい台詞は「これからは老人の出る幕はないな。新帝国は若い人たちが中心になってやるべきだね」。 戦後80年、日本の政界はまだ老人が牛耳っているという事態に日本人ながら呆れてしまいます。

Posted by ブクログ