動かしながら治すギックリ腰、腰痛、寝違え 実技編/目からウロコの動体療法

大島正樹【著】

• 販売会社／発売会社: 出帆新社/出帆新社
• 発売年月日: 2006/03/21
• JAN: 9784861030376

商品レビュー

2011/09/18

キネシオロジーから生まれた、痛みの出る動作をさせながら治す動体療法、ストレスをイメージさせながら治すストレスシャットアウト療法を紹介。介護、リハビリ、セラピー、エステにもすぐ活用できる。症状別マニュアル付き。（Amazon.co.jpより）

たまには本職の書籍でも読もうかなと。（笑）整体系を探していたところ、本著のタイトル「動体療法」が目に飛び込む。『動体療法？聞いたことない療法だな・・・。どんなやり方なんだろう？』と興味深々になる。

この本、オモシロい。新たな見識や方法論を教えていただけたと同時に、改めて人体の奥深さを再確認できた感じ♪ 内容を述べると、「ギックリ腰・寝違え・五十肩など」の急性症状を解放するアプローチ法に限定して、キネシオロジー理論をベースに展開されている。※現在はアプライド・キネシオロジー（応用運動機能学。略してAKと呼ぶ）に発展しており、筋反射テストを用いた療法のこと。

写真入りの施術手順も多く掲載されており、整体師向け・セラピスト向けの施術本といった感じなのだが、一般の方にも分かりやすく解説してあるので読み易い。こういったHowto本は、得てして理論・症状事例のみで終わり、あとはスクール・セミナー出席やDVD購入で技術を学んで下さいね～というのがほとんど。しかし、本著はノウハウ部分を出し惜しみせず公開されており、著者の施術に対する真摯な姿勢と寛大なココロが垣間見える。こういう方もいらっしゃるんだ・・・。とても素晴らしい方だと思う。

当サロンも、ギックリ腰・寝違えで来店されるお客さまが過去にいらっしゃるので、痛みを解放する療法として「動体療法」は有効だと認識できた。早速、バリエーションを増やす意味でも検証を繰り返して臨床に取り入れていこうと思う。ゆくゆくは技術研修会の時にみんなにも伝えられたらいいな♪ よ～し！技磨くどー！！（笑）