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マリコ/マリキータ 角川文庫
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マリコ/マリキータ 角川文庫

池澤夏樹【著】

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マリコ/マリキータ 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川書店
発売年月日 2006/05/25
JAN 9784043822010

マリコ/マリキータ

¥220

商品レビュー

4.2

17件のお客様レビュー

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2016/01/11

池澤夏樹読んでみたいなと思って一番最初に買った本。 小説というより日記みたいで読みやすい! 小難しい男性の女々しさ、、、嫌いじゃない。 マリコ・マリキータ、とても好きな話になりました。

Posted by ブクログ

2015/03/12

「梯子の森と滑空する兄」収録されている五編の中では一番短くて地味かもしれないけど、私は一番印象に残った。主人公は歯医者の待合室という狭い空間から動かないのに、読んでいるとなんとなく解放されたような気分になる話。「身近な人にあって自分にないもの」を表現するときに、羨望とかそういう感...

「梯子の森と滑空する兄」収録されている五編の中では一番短くて地味かもしれないけど、私は一番印象に残った。主人公は歯医者の待合室という狭い空間から動かないのに、読んでいるとなんとなく解放されたような気分になる話。「身近な人にあって自分にないもの」を表現するときに、羨望とかそういう感情を抜きにして、淡々と書いているのがいい。私自身が「兄」のように色んなものを手放して生きられるタイプではないから、「ぼく」から見た「兄」がすがすがしく思えたのかもしれない。

Posted by ブクログ

2013/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「何の気なしにパラパラと」な短編集。 マリコの要素がだんだんなくなって、マリキータの要素が占めていく。 どこにだって行けるし、どんな風にだってなれる。 自分を求めて留まることより変化し続けることを選ぶ人々のお話。 私はどっち?うーん。 以下引用。 「ぼくはマリコが変わることを、この三月、半年、一年の間にすっかり変わってしまうことを想像しておびえた。マリコは蓄積しない。周囲に応じてどんどん自分を変えてゆくことで生きているのだ。だから、どんな土地、どんな状況でも無意識のうちに巧みに適応し、その時々の自分にふさわしい仕事や友人や恋を得て、その力でまた自分を未来の方に押し出してゆく。ずっとそばで見てないと、たちまち引き離されてしまう。そうなったら、もう追いつけない。そこまで僕の手が届くかどうか、不安だった。」

Posted by ブクログ

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