- 中古
- 書籍
- 文庫
マリコ/マリキータ 角川文庫
定価 ¥523
220円 定価より303円(57%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川書店 |
発売年月日 | 2006/05/25 |
JAN | 9784043822010 |
- 書籍
- 文庫
マリコ/マリキータ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
マリコ/マリキータ
¥220
在庫なし
商品レビュー
4.2
17件のお客様レビュー
池澤夏樹読んでみたいなと思って一番最初に買った本。 小説というより日記みたいで読みやすい! 小難しい男性の女々しさ、、、嫌いじゃない。 マリコ・マリキータ、とても好きな話になりました。
Posted by
「梯子の森と滑空する兄」収録されている五編の中では一番短くて地味かもしれないけど、私は一番印象に残った。主人公は歯医者の待合室という狭い空間から動かないのに、読んでいるとなんとなく解放されたような気分になる話。「身近な人にあって自分にないもの」を表現するときに、羨望とかそういう感...
「梯子の森と滑空する兄」収録されている五編の中では一番短くて地味かもしれないけど、私は一番印象に残った。主人公は歯医者の待合室という狭い空間から動かないのに、読んでいるとなんとなく解放されたような気分になる話。「身近な人にあって自分にないもの」を表現するときに、羨望とかそういう感情を抜きにして、淡々と書いているのがいい。私自身が「兄」のように色んなものを手放して生きられるタイプではないから、「ぼく」から見た「兄」がすがすがしく思えたのかもしれない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「何の気なしにパラパラと」な短編集。 マリコの要素がだんだんなくなって、マリキータの要素が占めていく。 どこにだって行けるし、どんな風にだってなれる。 自分を求めて留まることより変化し続けることを選ぶ人々のお話。 私はどっち?うーん。 以下引用。 「ぼくはマリコが変わることを、この三月、半年、一年の間にすっかり変わってしまうことを想像しておびえた。マリコは蓄積しない。周囲に応じてどんどん自分を変えてゆくことで生きているのだ。だから、どんな土地、どんな状況でも無意識のうちに巧みに適応し、その時々の自分にふさわしい仕事や友人や恋を得て、その力でまた自分を未来の方に押し出してゆく。ずっとそばで見てないと、たちまち引き離されてしまう。そうなったら、もう追いつけない。そこまで僕の手が届くかどうか、不安だった。」
Posted by